香りの歴史と価値を再発見する『かおりをきく』展の全貌
東京都中央区にある無印良品 銀座にて、2025年12月19日から2026年3月15日の期間で開催される企画展『かおりをきく』展。この展覧会の監修に当たるのは、香りのリーディングカンパニー、日本香堂ホールディングスです。本展のテーマは「香りがもたらす豊かな日常」であり、約1500年の香りの歴史を振り返りながら、現代生活の中での香りの役割を再考することが目的です。
監修協力の趣旨
日本香堂の理念に基づき「香りを通じて心地よい居場所を創造する」という想いが、無印良品が掲げる「感じ良い暮らしと社会」を実現することと調和し、本企画が実現しました。香りに包まれた時の安らぎや、高揚感、そして自信を持った行動が、どのように私たちの生活に影響を与えるかを探求する機会となります。
展示内容の特徴
本展示会では、香りを「生活」「歴史」「体感」「編集」「言葉」の5つの視点から切り口に、自身で香りの感じ方を体験できるような構成になっています。『源氏物語』の中に描かれた香りの文化など、歴史的な資料を交えつつ、その豊かさを視覚化することを目指しています。展示を見ているだけではなく、実際に香りを体感することで、香りの本質に触れることができます。
イベントの構成
この企画展では単なる展示に留まらず、参加者が香りの理解を深められるための三つの場を設けます。まずは「作品そのものを味わう場」としての展示。次に「言葉を通じて理解を深める場」としてのトークイベント、最後に「体験を通じて共創する場」となるワークショップがあります。このような多角的なアプローチによって、来場者は香りについての知識を深め、自身の感覚を再発見できるでしょう。
豊富なイベントが魅力
さらに注目すべきは、主任調香師の堀田龍志氏が登壇するオープニングトークが2025年12月20日に開催されることです。参加者は香りの創造プロセスや、その魅力について直接聞くことができ、交流の場ともなります。また、会期中には香りをつくるワークショップも提供される予定で、参加者自らが香りを作ってみるという貴重な体験ができます。
会場情報
『かおりをきく』展は無印良品 銀座6F ATELIER MUJI GINZA Gallery 1・2で行われます。入場は無料で、営業時間は11:00から21:00まで。アクセスも便利で、東京メトロ銀座線や、JR山手線からも徒歩圏内です。興味のある方はぜひ足を運んで、香りの世界を体感してみてください。
終わりに
香りは私たちの生活に深く根ざしたものであり、その恩恵を再認識する価値のある企画展です。日本香堂と無印良品の強力なコラボレーションが、香りの文化を未来へ繋ぐことでしょう。さあ、新たな香りの旅が始まります。