高齢者の転倒予防を革新する「StA²BLE」が国際舞台で受賞!
2026年1月6日から9日までアメリカのラスベガスで開催された世界最大級のデジタル技術見本市「CES 2026」で、県立広島大学の島谷康司教授が開発に携わった転倒リスク評価システム「StA²BLE(ステイブル)」がイノベーションアワードを受賞し、その技術が世界に認められました。今回の受賞は、同システムの有用性が国際的に評価された重要な出来事です。
「StA²BLE」とは?
「StA²BLE」は高齢者の転倒予防に特化した立位年齢計測装置で、企業と共同で開発されました。これまで、このシステムは主に労働災害の中で特に発生件数が多い「転倒事故」のリスク軽減を目的に、製造業向けに展開されてきました。しかし、このたび一般向けモデルの提供が開始されることで、より多くの方々が健康管理に役立てることが期待されています。
ユーザーに優しい機能
この新しい装置では、ユーザーが性別と実年齢を入力し、装置の上に立って約1分間、手に振動刺激を感じながらバランス機能を測定します。そして、測定後には身体の安定性に基づいて算出された「立位年齢」が表示され、自分自身の転倒リスク状態やその予防のためのアドバイスを得ることができます。日常生活の中でも手軽に自身の身体機能をチェックできるため、より多くの人々に利用されることが期待されています。
医療現場への応用
この技術は、リハビリテーションや予防医療といった分野でも活用が期待されています。特に、高齢化が進む日本においては、労働現場での安全対策としても重要な役割を果たすと考えられています。今後、この技術がさらなる普及と発展を遂げることで、社会全体の健康管理向上に寄与することが望まれます。
米国でも紹介された技術
日本の先進技術を紹介するCMがアメリカの地上波で放送され、島谷教授が開発した「StA²BLE」も取り上げられ、技術の先進性と効果が実績のあるブリヂストン社での活用事例とともに紹介されています。このCMが放送されることで、アメリカ市場での認知度向上も期待されています。
島谷教授のコメント
島谷教授は「CES 2026で『StA²BLE』が受賞するとは思っていませんでした。4100社が出展し、14万人が来場する中で、私たちのブースには約1200人が訪れ、技術に興味を持つ方が多くいました。これにより、この技術が世界に求められていることを改めて理解しました。今後も、予防医療やリハビリテーションへの応用に力を入れていきたいと思っています。」とコメントしています。
結論
「StA²BLE」の受賞は、これからの高齢者の健康管理の在り方を変える可能性を秘めています。多くの人々がこの技術を利用し、健康で安心なライフスタイルを実現できることを願っています。