美術家・長坂真護とShinwa Wise Holdingsの業務提携
美術家であり、社会起業家、経営者でもある長坂真護(通称MAGO)は、アートオークション事業を展開しているShinwa Wise Holdings株式会社(以下、Shinwa)と、経営強化を目的とした業務提携を締結しました。
MAGOの理念と背景
MAGOは、アートを起点にした 国際的な事業開発や社会貢献のモデルを実践しており、文化と経済の調和を追求する新たな経営者として名を馳せています。特に、彼の手がけるアート事業は大きな成果を上げており、2023年には経済産業省CRD経営指標「mcss」で全国トップの座を獲得し、アートの年間売上は6億円を超えました。また、2022年には上野の森美術館での個展において、年間で10万人以上が訪れる盛況を記録しました。
さらに、MAGOはアフリカ・ガーナにおいて77人の雇用を生み出し、2030年までに1万人の雇用創出を目指すといった社会貢献活動も行っています。こうしたMAGOの活動から、彼が「アート×経済×社会性」を兼ね備えた企業家であることが伺えます。
提携の目的と意義
今回の提携は、Shinwaが持つ日本のアート市場における資産と伝統を活用し、新たな時代に即した経営基盤を構築する重要なステップです。特に、Shinwaは現在、変化する市場環境に対応するための再構築を進めており、この業務提携が株主価値の向上に繋がることが期待されています。
提携の具体的な取り組みとしては、短期的には売上拡大と利益体制の強化が挙げられます。MAGOのアート作品や関連アーティストの作品を中心に、オークション事業やアートフェアへの出展、特別展示を加速させる計画です。
さらに、中長期的には、MAGOが提唱する「サステナブル・キャピタリズム」を通じて、短期的な成果を追求しながら、社会的信頼性の向上と企業価値の底上げを図ります。
デジタル市場への新規参入
提携の一環として、アートテックやデジタルアートを活用した新たなマーケットの構築も目指しています。これは新規顧客層や資産家層との接点を広げることが期待され、Shinwaの収益基盤をさらに強化する要素となるでしょう。
また、ギャラリーの空き時間を活用して、MAGOグループの創作拠点や展示空間を設けることで、ファンやコレクターとの関係を強化しつつ収益性を向上させていく方針です。
今後の展望
2025年6月より、MAGO主導による新プロジェクトが本格的に始動予定です。これにより、国内外の主要クリエイターや投資家、学術機関との連携が進められ、「新しいアート経済圏」の構築が進む見込みです。具体的には、モナコ、イギリス、アメリカなどでのグローバルアートフェアやオークションへの出展が予定されています。
さらに、2016年よりスタンフォード大学APARCで研究を行う予定もあり、アートとサステナブル資本主義に関する研究を通じて、さらなる影響力を持つことが期待されます。
MAGOのメッセージ
「サステナブル・キャピタリズムとは、既存価値を再文脈化し、経済・文化・社会に持続的な価値を還元する新しい形の経営です。Shinwaの株主と共に、未来を誇れる企業価値を創造していくことが楽しみです」と長坂はコメントしています。
この提携はただの始まりではなく、アートと経営の融合により未来を創造する挑戦でもあります。今後の展開が多くの人々に注目されることは間違いありません。