広告業界の挑戦
2025-12-17 12:30:11
広告業界のカーボンニュートラルへ向けた新たな挑戦
広告業界におけるカーボンカリキュレーターの共同開発
広告・マーケティング業界において、カーボンニュートラルを実現するための革新的な取り組みが始まりました。一般社団法人日本広告業協会(JAAA)、日本アド・コンテンツ制作協会(JAC)、日本イベント産業振興協会(JACE)の三団体が協力し、広告制作やイベントに伴うカーボン排出量を把握・算出する「カーボンカリキュレーター」を共同で開発します。
温室効果ガス削減の必要性
近年、企業の持続可能性が重要視され、特に温室効果ガス削減が不可欠な課題となっています。広告やマーケティングの分野においても、制作やイベントにおいて発生するカーボン排出量を測定し、管理するための体制が急務です。新たなカーボンカリキュレーターは、業界全体で利用できる透明性の高いツールとして設計されます。
共同開発の目的
このプロジェクトは、広告会社や制作会社、イベント会社同士の連携を強化し、共通の基準を設けることを目的としています。現在、国際的な算定基準や実務に基づいた設計が進められており、今後は精緻化と実証を行いながら業界全体での実運用を目指します。これにより、広告業界が持つ社会的責任を果たし、持続可能な発展を促進することが期待されています。具体的には、ガイドラインの策定を進め、広告制作に関わるすべての関係者が参考にできる共通指針を整える方針です。
参加団体と企業
このカーボンカリキュレーターの開発には、32社が参加しています。参加企業には、株式会社朝日広告社、株式会社電通グループ、株式会社博報堂など、業界を代表する企業が名を連ねています。このように、多くの企業が連携することで、業界全体の持続可能性が加速することが期待されます。
今後の展望
JAAA、JAC、JACEは、この取り組みを通じて広告業界の脱炭素化を推進し、国際的な競争力を高めると共に、持続可能な未来に寄与することを目指します。今後の進展が注目される中、業界の変革が一層求められています。
広告業界の脱炭素化に向けた挑戦は、単なる環境対策に留まらず、企業の競争力を左右する重要な要素となるでしょう。関係者が共通の目標に向けて協力することが、未来の持続可能な社会を築くための鍵になるのです。
会社情報
- 会社名
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日本広告業協会
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