CULTAと八千代エンジニヤリングが手を組む
株式会社CULTAと八千代エンジニヤリング株式会社が業務提携を結び、栃木県宇都宮市にある「Chika-Berry Farm」において、いちご栽培の技術を大幅に向上させることを目指しています。この取り組みは、いちごの年度を通じての安定した品質と生産性の向上を狙った新たな挑戦です。
提携の背景
八千代エンジニヤリングは、エネルギーや水資源管理の専門性を持つ企業で、これまでの技術を農業に応用しようとしています。これに伴い、地域の課題を解決するための第1弾プロジェクトは、宇都宮市の大谷地区での夏いちごの安定供給を目指すものです。この新しいプロジェクトの立ち上げに際し、CULTAの専門的な支援が重要な要素となっています。
CULTAの技術と知見
CULTAは、高速育種技術や独自の栽培方法を長年にわたり研究してきました。この業務提携を通じて、CULTAは八千代エンジニヤリングに対し、いちご栽培に関する専門的なアドバイスを提供します。この協力により、宇都宮市の「Chika-Berry Farm」では、いちごの品質向上や効率的な生産体制が期待されています。
さらに、八千代エンジニヤリングはCULTAが開発した新しい品種のいちごを速度的に導入し、農業における技術革新を進めます。これにより、持続可能な農業の実現が進むことが予想されます。
具体的な取り組み
このプロジェクトでは、2024年9月に冬春いちごの苗を植え付け、翌年の2025年には収穫を始める計画です。また、2025年3月からは夏いちごの栽培に取り組み、まずは約2トンの収量を目指すことになります。
こうした取り組みを通じて、CULTAと八千代エンジニヤリングは、地域の農業振興と食の安定供給に貢献することを目指しています。彼らは、地方の農業技術を革新し、食の品質向上を図ることで、農業の新たな可能性を切り開いていく意欲に満ちています。
社員コメント
八千代エンジニヤリングの事業開発本部長、山中健二郎氏は、「総合建設コンサルタントとしての経験を生かし、新たな分野である農業に挑戦しています。CULTAとの協業を通じて、地域社会に貢献する農作物の生産を目指します」と話しています。
CULTAの代表取締役CEO、野秋収平氏は「この提携は日本の農業の未来に向けた重要な一歩です。地元の農業の発展に寄与し、多くの企業が農業に進出する道を切り開きたい。」とのコメントを寄せています。
目指す未来
この度の業務提携は、両社が持つ技術を融合させることで、持続可能ないちご生産の新しいモデルを構築することを目指しています。今後、このモデルが全国に広がり、より多くの地域で安定した農産物の生産に寄与することが期待されます。今回の取り組みが地域の農業振興に繋がり、持続可能な未来を築く一助となることを期待しています。