崎山つばさ主演『a Novel』
2024-07-13 15:25:27

舞台『a Novel 文書く show』開幕!崎山つばさ主演、Z-Lion最後の俳優座劇場公演

閉館間近の俳優座劇場で幕を開けた、Z-Lion最後の舞台



演劇集団Z-Lionの2024年度公演『a Novel 文書く show』が、2025年4月末の閉館が決まっている六本木・俳優座劇場にて7月12日(金)に開幕しました。2012年から公演を続けてきたZ-Lionにとって、俳優座劇場での公演は今回が最後となります。

今回の作品は、2013年と2019年に上演された『a Novel 文書く show』の再演。売れない小説家の高橋裕樹が、スランプから抜け出すため、自身の小説の世界に飛び込むという、ファンタジー要素満載のヒューマン・ハートフル・コメディです。

主演の崎山つばさは、近年、舞台だけでなく実写ドラマでも活躍を見せており、今回はうだつが上がらない“ダメ男”役を熱演。くるくると変わる表情が愛らしく、どこか“ヒモ男”の才能も感じられる裕樹は、今後の展開を期待させる存在です。

小説の世界に飛び込んだ家族たちの物語



裕樹の妻・梨絵役には、柳ゆり菜。明るく大雑把ながらも綺麗で品のある梨絵は、裕樹を支える重要な存在ですが、料理も掃除も苦手という一面も。

裕樹の実家は、父・鉄斗が経営する寂れたネジ工場。鉄斗役は、2019年の公演から続投となる星田英利が演じます。頑固親父という役柄は、前回とは全く異なるキャラクターとして描かれており、裕樹とのギクシャクした親子関係が物語の序盤から見て取れます。

仕事もプライベートもうまくいかない裕樹に、担当編集者の斉藤(松島庄汰)は、ある提案をします。「書けないなら、実際に小説の中に入って物語を進めてください!」

斉藤の不思議な力によって、裕樹と梨絵は小説の世界に飛ばされてしまいます。そこには、裕樹が想像していた個性豊かな登場人物たちが存在していました。

小説の中の世界と現実世界の境界線が曖昧に



裕樹の小説の中の世界には、3人の嫁、賑やかな従業員、明るくひょうきんな父親など、まるで裕樹の理想を形作ったような世界が広がっています。

しかし、現実世界から来た梨絵は、小説の中の裕樹に3人の嫁がいることに憤慨。早く現実世界に戻りたいと願います。

そんな中、裕樹の亡くなった姉・めぐみ(清水由紀)が現れます。めぐみの存在は、裕樹にとって大きな支えであり、家族の時間を止めてしまったような存在でした。

小説の中の家族と現実の家族、それぞれの物語



裕樹は、小説の中で家族との絆を深め、失われた時間をやり直したいと願い、小説の世界に留まることを決めます。

しかし、小説の中に現れた企業コンサルタントの中山(金児憲史)と側近の森(栗原航大)は、現実世界にも現れ、不穏な空気を漂わせます。

彼らの目的とは一体何なのか?そして、裕樹は小説を完成させることができるのか?

『a Novel 文書く show』は、家族の絆、夢、そして現実と幻想の境界線をテーマに、笑いあり涙ありの物語が展開されます。観る人それぞれが、自分自身や家族と重ね合わせて、深く考えさせられる作品と言えるでしょう。

崎山つばさコメント



「この舞台に立てることを本当に嬉しく思います。作品には『繋がり』や『人と人』がテーマとして描かれていて、カンパニーの温度感や距離感がとても重要です。舞台外でも、登場人物たちとほぼ同じような明るく面白い空気が流れています。稽古期間が短く始動した時は不安でしたが、こんなにも本当の家族のようになれるんだと驚いています。皆が同じ気持ちで同じ方向を向いているからこそ成し得たことだと思っています。大切な人がいたり、家族を想っていたり、夢を追っていたり、挫折を経験していたり、それぞれ観る人が何か自分と重なる瞬間があるのではないかと思っています。もちろん、そういう見方だけではなく、何も考えずにただただ笑って観ていただける物語にもなっています。来年4月に閉館してしまう俳優座という劇場で、今しかできない演劇をお客様と共に作り、最高のストーリーを描いていけたら良いなと思っています。」

公演概要



タイトル: 演劇集団Z-Lion2024年度公演『a Novel 文書く show』
脚本・演出: 粟島瑞丸
劇場: 俳優座劇場(〒106-0032 東京都港区六本木4-9-2)
上演日程: 2024年7月12日(金)~7月21日(日)
あらすじ: 学生時代に文学賞を受賞し、小説家として華々しくデビューを飾った高橋裕樹だったが、その後はヒット作もなく、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。父とは仲が悪かったが、収入もなくなり、妻の梨絵と共に実家のネジ工場に身を寄せることになる。そんな中、担当編集者の斎藤から「今作が売れなかったら契約は打ち切り」と告げられる。人生がかかった作品。しかし、締め切りを過ぎても思うように物語が進まない。見るに見かねた斎藤は、不思議な提案をする。「書けないのなら、実際に小説の中に入って物語を進めてください」。言葉の意味を理解できないまま眠らされると、そこは裕樹が書く小説の世界が広がっていた。個性豊かな様々なキャラクターやまるで性格の違う父。そしてそこに姉のめぐみの姿も…。裕樹はそんな登場人物達と協力し、無事に小説を完成させる事ができるのか。Z-Lionが数年ぶりにお届けするヒューマン・ハートフル・ファンタジー・コメディ。

出演: 崎山つばさ、柳ゆり菜、松島庄汰、京典和玖、谷口めぐ、中村哲人、山本沙羅(演劇集団キャラメルボックス)、藤原ひとみ、川島広輝(東京ノ温度)、栗原航大、金児憲史、清水由紀、星田英利

チケット料金: 前売・当日 8,000円(税込・全席指定)

チケット取り扱い:
一般発売 6月1日(土)10:00
チケットぴあ: https://w.pia.jp/t/z-lion14/
* カンフェテイ: http://confetti-web.com/@/a_novel

公演公式サイト: https://anovelbunkakushow.com
お問い合わせ: [email protected]


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会社情報

会社名
株式会社style office
住所
東京都新宿区中落合2-12-23中銀落合マンション602
電話番号
03-6677-5375

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