国内初！EDRを活用した中古車事故履歴鑑定サービス開始

日本初のEDR事故履歴鑑定サービスが誕生

一般社団法人日本自動車データレコード鑑定協会（JADRAA）が、新たに提供を開始した中古車事故履歴鑑定サービスは、国内初の試みとなります。このサービスは、イベント・データ・レコーダー（EDR）を利用して、中古車の事故履歴を正確かつ客観的に評価します。顧客の不安を軽減し、安心して車を選べる環境の整備を目指しています。2025年春には関東地方でサービスがスタートし、その後全国に拡大する計画です。

サービス立ち上げの背景

近年、自動車の技術が進化し、様々な電子システムが導入されています。その中でもEDRは、事故が起きた際の車両の挙動や運転操作を記録する重要な装置です。しかし、これまでEDRデータを透明に解析し、消費者に提供する仕組みは整っておらず、中古車市場では信頼性の高い事故履歴情報を入手するのが難しいのが現状でした。このような課題を解決し、所有者や購入者の安全を守るために「日本自動車データレコード鑑定協会」が設立されました。

協会の目指すもの

JADRAAはEDRデータを基にした事故履歴鑑定サービスを通じて、中古車市場の透明性を向上し、業界全体の信頼性を高めることを目指しています。この取り組みにより、中古車の購入者は過去の事故状態を確認でき、安心して購入を決断できるようになります。

サービスの特徴

当協会が提供するEDR事故履歴鑑定サービスにはいくつかの特長があります：

1. 専門的な解析チーム：EDRデータ解析の資格を持つ専門家による解析が行われ、信頼性の高いデータが提供されます。
2. 詳細な事故履歴の証明：事故の有無や車両の衝撃ダメージが客観的に評価され、安心して取引が行えるようになります。
3. 透明性のある市場の実現：買取や販売時に信頼性が向上し、消費者と業者の間のトラブルが減少します。
4. 事故の詳細データの提供：オプションで、事故の日時や衝撃の強さといった詳細も把握できます。

いわゆる「ブラックボックス」であるEDRは、事故の際の様々なデータを記録しており、デジタルデータは最大100種に及ぶ情報を提供します。これにより、車両の過去の状態を正確に解析し、安全性を保証します。