オリゼが花王の社員食堂でアップサイクルメニューを初提供

株式会社オリゼ、花王社員食堂で新たな取り組みを開始

株式会社オリゼは、東京都墨田区にある花王の社員食堂にて、社会課題解決に向けた新たなメニューを導入しました。この取り組みは余剰ごはんを用いて、塩麹という発酵調味料を生産、その塩麹を新しい料理の材料として活用するというものです。これにより、食材のアップサイクルを促進し、食品ロスの削減に寄与することを目指しています。

背景にあるSDGsへの取り組み

SDGs目標12で示されるように、2030年までに食品廃棄物の削減が求められています。しかし、外食産業では年間77%の食品が廃棄物として処理される現状があり、これは見込み生産から生じる必然的なものでした。オリゼはこの問題に着目し、発生後の食品ロスをどのように活かすかを考え、発酵技術を活用した解決策を提案しました。

オリゼのアップサイクルメニューの概要

今回の取り組みでは、花王の社員食堂で余ったごはんを利用し、それを塩麹に加工します。この塩麹が、同じ食堂で提供されるメニューに使用されるという流れです。2025年3月に第一弾が実施されると、好評を獲得したため、4月以降も継続的に提供される予定です。この取り組みにより、社員たちも食の循環を実感できる機会が生まれました。

株式会社オリゼの目指す未来

オリゼは、米麹由来の発酵甘味料「オリゼ甘味料」を通じて、健康増進や社会課題の解決に取り組んでいます。経営理念「FIVE WIN」にも見られるように、生活者から生産者、地球環境まで、すべてにとって良い影響をもたらす循環型社会の実現を目指しています。また、その努力が認められ、2025年には国際認証「B Corporation™」の取得を目指しています。