2026年6月19日、クラーク記念国際高等学校とクラークNEXT高等学校の生徒約11,000人が、警視庁との協力のもと「高校生のためのSNS・闇バイト防止教室」に参加しました。この教室は、全国の生徒が一堂に会する東京キャンパスを中心に、オンラインで全国の生徒とも接続されたハイブリッド形式で実施されました。
近年、SNSを利用した犯罪行為、特に「闇バイト」として知られる危険な募集が増加しています。若者を狙った犯罪が巧妙化する中で、高校生たちは被害者だけでなく加害者にもなり得る状況が生まれています。このような背景から、生徒がしっかりとした判断力を持って自らを守る力を育てることが、学校側でも重要視されています。
警視庁の小玉巡査部長を講師に迎え、SNSを利用した犯罪の実態や、その危険性についての詳細な説明が行われました。生徒たちは、受講を通じて「闇バイト」が単なるバイトではなく、刑事事件に直結する犯罪であることを強調されました。また、SNSでの高額報酬の誘惑や、知人からの誘いを通じて犯罪に巻き込まれるケース、さらには一度犯罪に手を染めると個人情報を利用して脅迫を受ける危険があることなど、リアルな情報を共有されました。
講座の進行中には実際の事例や啓発ドラマも用いて、軽い気持ちで応募することがもたらすリスクについて学ぶ機会がありました。これにより、生徒たちは自分自身のみならず、家族や友人への影響を強く意識するようになったのです。小玉巡査部長は「不安に思うことや怪しい募集を見かけた場合は、一人で悩まずに周囲に相談することが大切」と呼びかけました。
東京キャンパスの生徒代表として挨拶を行った久野さんは、SNSが身近にあるからこそ、犯罪に巻き込まれる危険が潜んでいることを再認識したという感想を述べました。彼女は、「自分だけは大丈夫」と思い込まないことの重要性を語り、この学びを通じて正しい知識を持つことがいかに大切かを再確認しました。このイベントには、20社を超える報道・メディア関係者が取材に訪れ、多くの人々がこの活動の意義を認識することとなりました。
参加した生徒たちからは、「自分には関係ないと思っていたが、友人からの誘いが犯罪の入り口になることがあると理解した」、「具体的な手口や隠語について学べたのが印象的だった」といった声が寄せられました。保護者からも、自分の子が犯罪に巻き込まれる可能性について危機感を持つようになったという意見が多く聞かれました。「闇バイトは重大な犯罪である」という認識が生徒たちに広がったことは、非常に意義のあること、この警戒心を家庭でも持ち続け、適切な判断力を育むよう努めていく必要があります。
今後は、今回の講習を経た生徒たちがさらに知識を深めるため、各キャンパスで事後学習を実施する予定です。また、参加できなかった生徒もアーカイブ動画を通じて学ぶ機会が与えられるとのことです。両校では、生徒一人ひとりが犯罪から身を守れる力を育むために、防犯教育の充実に今後とも取り組む所存です。
クラーク記念国際高等学校は創立以来、多くの卒業生を輩出し、全国80を超える教育拠点で柔軟な教育を行っており、生徒がそれぞれの夢を実現するサポートをし続けています。