新たな調味料「TONGARI」の成功
株式会社YOKOYAMAが販売する豚骨ニンニクドレッシング&ソース「TONGARI」が、販売開始から1年半で出荷本数4万本を超えました。この調味料は、豚骨とニンニクが効いた独自の味わいで、多くの家庭での食卓に新たな選択肢を提供しています。
「TONGARI」とは
「TONGARI」は、豚骨、ニンニク、しょうゆをベースにした万能調味料です。ガツンとした味が特徴で、家庭で手軽に利用できるよう工夫されています。ラードやポークエキスではなく、実際の豚骨をふんだんに使用しているため、奥深い風味やコクが生まれています。加熱調理に限らず、サラダのドレッシングやステーキソースとしても簡単に使えるため、忙しい時やアウトドアでも大活躍。キャンプでニンニクを剥く手間も省け、さっとかけるだけで料理が決まります。
流通店舗の拡大
2023年5月に販売が始まった「TONGARI」は、2024年9月には全国1,300以上の店舗で取り扱われるようになりました。取扱店舗のバイヤーからは「手間暇かけた豚骨の味が他にはない」と好評を得ており、消費者からは「さまざまな料理に合わせやすい」といった声も寄せられています。特に「夫が何にでもかける」といった家庭の定番調味料として支持され、継続的な発注に繋がっているようです。
開発の背景と困難
「TONGARI」を開発したのは、23歳の横山淳一氏。大学2年生の時に友人と起業し、営業代行業からスタートしましたが、厳しい状況に直面したその中で、二郎系ラーメンへの思いを持ち続け、健康を考慮した「もやしだけで二郎系の味を再現したい」という発想から調味料の開発に着手しました。クラウドファンディングで500万円以上の支援を受け、大きな後押しとなりました。
こだわりと改良の試行錯誤
製品の開発では、本物の豚骨を使う必要があり、コスト削減の課題にも直面しました。初期の試作では、豚骨と香味野菜を煮込むと臭いが減り美味しいものができましたが、原価が高騰。そのため、ネギだけでの代用や他の方法を模索しました。また、試作段階で冷蔵保管すると背脂が固まる問題も発生。数十社との交渉の末、乳化処理ができる製造工場との協力が実現し、現在の形が完成しました。さらに、初めてのブランド名「ヤサイ野郎」から、幅広い料理に対応できる「TONGARI」として再定義し、さらなる市場展開を図っています。
まとめと今後の計画
「TONGARI」は、豚骨を贅沢に使った製品で、その深い味わいが評価され、取扱店舗の増加にも繋がっています。今後も新たな商品展開、特に「謹製ヨコヤマシリーズ」の第2弾を2025年1月に予定しており、さらなる食卓への新たな選択肢を提供し続けます。お客様の豊かな食生活をサポートするため、今後の展開にも期待が寄せられています。