高専生の留学をサポートする新奨学金プログラムが始動！

高専生の国際競争力を高める新奨学金プログラム

株式会社RyuLogが提供する留学奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」と一般財団法人高専人会が協力し、高等専門学校（高専）出身者を対象とした新たな留学奨学金プログラム「KOSENJIN scholarship partners – 高専生留学プロジェクト」を設立しました。このプログラムは、ものづくりを支える高専人材に国際的なスキルを習得できる場を提供し、日本の製造業やスタートアップの活性化に貢献することを目指しています。

新奨学金設立の背景

グローバル化が進む中で、日本の製造業において国際的に通用する技術者の育成が急務とされています。しかし、近年では円安などの影響を受け、多くの学生が留学を断念するケースが増加しています。この現状に対し、高専人会は約50万人のOB/OGを挙げ、留学を希望する高専出身者を積極的に支援するための取り組みを強化することに決めました。

KOSENJIN scholarship partnersの特徴

この奨学金プログラムでは、留学のための経済的負担を軽減するため、資金支援を行う企業や個人からの寄付による返済不要の奨学金制度を導入しています。また、海外でのインターンシップと連動したキャリア支援コースも設け、参加者が円滑に留学生活を送るサポートを行います。選考時には「高専での研究・活動実績」が重視され、技術分野に特化した「ものづくり人材」の育成を目指します。

参画企業の募集について

このプログラムの趣旨に共感する企業の参加を募っています。高専出身者を経営陣に持つ企業や、高専生の留学支援に賛同する企業や個人は、年間30万円以上の奨学金を支援できることが条件となっています。

- 参画企業の募集期間：2025年2月14日から2025年3月31日まで
- 第一期奨学生の募集は2025年4月下旬以降を予定

プロジェクトの今後の展開

この奨学金プログラムは、技術分野に特化した留学支援と高専応援企業とのマッチング機会を提供します。また、留学後には高専人材に特化したキャリア支援や研修も行い、学生がより多くの選択肢を持てるように支援していきます。

高専人会は、2022年に創立60年を迎えており、この機会に新たな支援体制の構築を推進しています。全国の高専OB/OGのコミュニティを活用し、現役高専生を支援するための様々な活動を展開しています。

高専人会とRyuLogのコメント

高専人会の代表理事である渋谷修太氏は、「高専生の国際的な人材育成と新たな学びの機会を提供できることに嬉しさを感じています。」と述べています。また、評議員の田中邦裕氏も「高専生に新しいチャンスを届けることは、日本の将来を支える人材の確保につながります。」とコメントをしています。

高専生の皆さん、企業の皆様、この奨学金を通じて新しい未来を切り拓いていく機会を逃さないでください。