千葉県君津市の廃キャンプ場再生プロジェクトに注目！

廃キャンプ場再生へ向けた新たな挑戦

千葉県君津市にある廃キャンプ場「フォレストパーティー峰山」が、新たに注目を集めています。都内で働く会社員の吉川隼大さんが、かつての名キャンプ場を再生させるため、クラウドファンディングをスタートしました。このプロジェクトは、地域の活性化や観光振興にもつながることが期待されています。

「フォレストパーティー峰山」とは？

「フォレストパーティー峰山」は、東京から約1時間というアクセスの良さから、かつては多くのキャンパーに愛されていたスポットです。山頂からは絶景の雲海や富士山を一望することができ、訪れる人々に感動を与えていました。しかし、2019年の台風15号が大きな被害をもたらし、続く後継者問題により2022年に廃業に追い込まれました。

吉川さんは、そんな静まり返ったキャンプ場の姿を見て、ここに再び多くの人々が集まれる場所を取り戻したいと考えました。そして、彼は全財産をつぎ込み、一部を借金してこのキャンプ場を購入したのです。

クラウドファンディングの開始

キャンプ場を購入することに成功したものの、次の課題は広大な10,000平米の敷地と13棟のコテージやバンガローの修繕費用です。吉川さんは、険しい林道が障害となり金融機関からの融資を受けることができませんでした。そこで、彼はクラウドファンディングを通じて必要な資金を集めることを決意しました。

このプロジェクトの目標金額は1,000,000円であり、収集された資金は13棟のコテージやバンガローの修繕に充てられる予定です。また、様々なリターンとして、施設利用チケットやスポンサーシップ、貸切プランなども用意されています。

新しいコミュニティの創出

吉川さんによると、このプロジェクトはキャンプ場を単なる宿泊施設としてだけでなく、「第3の居場所」として位置づけたいと考えています。人々が集まり、交流できるスペースを提供することを目指しており、これにより地域の活性化や観光の促進にも寄与することができると信じています。

「日本一通いたくなる空間」を目指し、「フォレストパーティー峰山」の再生が進むことに期待が高まります。

吉川隼大さんのプロフィール

吉川隼大さんは、味の素株式会社での営業や新規事業開発の経験を経て、コンサルティング会社にて新規事業開発コンサルタントとしても活躍しています。平日は会社員として働きながら、週末には会員制キャンプ場の運営やアウトドア商品の開発を行っており、彼自身のアウトドアに対する情熱と経験がこのプロジェクトに反映されています。