武蔵野フレンチが創り出す新感覚スイーツ『酒の華スイーツSilky』の魅力

新感覚の地産地消スイーツ『酒の華スイーツSilky』

東京・武蔵野のフレンチレストラン『TERAKOYA』が、府中市の歴史ある野口酒造店とタッグを組み、全く新しいスイーツ『酒の華スイーツSilky（シルキー）』を生み出しました。このムースは、酒粕とオリーブシロップの華やかな香りと、なめらかな口溶けが特徴で、フレンチと和の融合を楽しむことができます。

まろやかな甘さとクリーミーな食感

『酒の華スイーツSilky』の主な材料は、酒を醸した際にできる酒粕とオリーブシロップです。この二つの素材が組み合わさることで、爽やかな香りとリッチな味わいが生まれます。更に、ミルクに火を通してから、クリームチーズや卵黄を加えることで、クリーミーな口当たりを実現しました。まるで口の中で溶けるようななめらかさを持つこのムースは、まさに新しいスイーツ体験を提供してくれます。

酒の華のコンセプト

このスイーツに用いられる酒粕は、私たちが“酒の華”と名付けました。酒の華はおいしさや健康、美しさの象徴として使われ、酒粕を有効活用することにより、いわゆるサステナブルな観点も反映されています。『TERAKOYA』のオーナーシェフ間光男氏は、素材へのこだわりを徹底し、厳選した食材を使って、唯一無二のスイーツを作り上げました。

地元の味が生み出す奇跡の出会い

このスイーツのバックストーリーには、武蔵野地域の歴史深い酒造りの物語があります。1985年に酒造りを一旦停止した野口酒造店は、若き当主、野口英一郎氏の情熱により、40年ぶりに地酒造りを再開しました。それから東京農工大学の協力を得て新たに開発された米“さくら福姫”を使用し、『國府鶴（こうづる）』として復活を遂げました。地酒制作の際に生まれた酒粕が、フレンチレストランと結びついて新たな風味のスイーツへと変貌を遂げたのです。