イオンと丸紅新電力、太陽光発電を活用した再エネ供給契約を締結し持続可能な社会へ前進

イオンと丸紅新電力の包括契約の概要

イオン株式会社と丸紅新電力株式会社が、太陽光発電に由来する再生可能エネルギー電力の供給に関する包括契約を締結しました。この契約により、イオングループの店舗には2025年度から再エネ電力が順次供給され、2030年度までには約200MWの導入が目指されます。具体的には、複数の太陽光発電所で発電された電力を丸紅新電力が取りまとめ、オフサイトコーポレートPPAを通じて店舗へ供給します。

イオンの脱炭素ビジョン

この取り組みは、イオンが掲げる「イオン脱炭素ビジョン」に基づいています。具体的には、省エネと創エネの両面から温室効果ガスの排出削減に取り組んでおり、2040年までにはグループ全体でCO2排出ゼロを目指しています。今回の契約締結は、その目標を実現に向けた重要な一歩となるでしょう。

丸紅新電力の中期経営戦略

一方で、丸紅新電力は親会社である丸紅株式会社の中期経営戦略「GC2027」に従い、グリーンエネルギーの取り組みを一層推進していきます。2030年度を目指して再エネ電力の供給量を段階的に増加させ、最終的には5000MWの供給を目指しています。これにより、脱炭素社会の実現にも貢献していく方針です。

リユースパネルの活用

特に注目すべきは、この契約において使用済み太陽光パネル（リユースパネル）の活用が含まれていることです。丸紅の関連会社であるリクシアが供給するリユースパネルは、自然災害等で廃棄される際に再利用できるものを選別します。この取り組みは、産業廃棄物削減とともに、新品パネルの製造に伴うCO2排出の軽減に寄与します。結局、循環型社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。