株式会社デージーネットは、オープンソースソフトウェアに特化したIT企業として、DHCPサーバ『Kea』の管理用WEBインタフェース『KeaKeeper』バージョン1.0.5を公開しました。
『KeaKeeper』は、オープンソースのDHCPサーバ『Kea』を管理するためのWEBインタフェースです。従来のDHCPサーバであるISC DHCPは開発が終了し、後継として開発されている『Kea』は設定方法が複雑で、運用には新しい知識が必要とされてきました。
『KeaKeeper』は、わかりやすいインタフェースで『Kea』の設定を管理できるため、運用コスト削減に貢献します。最新バージョン1.0.5では、DHCP Option82に対応した機能が追加されました。DHCP Option82は、リレーエージェント固有の情報を付加してDHCPリクエストをサーバに転送する機能で、特にインターネットサービスプロバイダー(ISP)などで利用されています。
『Kea』でDHCP Option82を利用するには、これまでISCの有償プラグインを購入するか、複雑な設定が必要でした。しかし、『KeaKeeper』では、有償プラグインを使用せず、WEBインタフェースで簡単に設定できるため、より手軽にDHCP Option82によるIPアドレスの払い出しが可能になりました。
DHCP Option82を利用するメリット
DHCP Option82を利用することで、以下のメリットがあります。
1.
IPアドレスを払い出す機器の位置を固定できる
機器を移動して使用することを防ぎ、管理を容易にすることができます。
2.
IPアドレスを払い出した個人を特定しやすくする
IPアドレスと個人の紐付けを記録することで、インターネット犯罪などの調査を容易にします。
デージーネットのサービス
『KeaKeeper』はオープンソースソフトウェアのため、無料で利用できますが、自社でインストールや構築を行うことに不安を感じる企業もあるでしょう。デージーネットでは、以下のサービスを提供し、お客様の不安を解消します。
1.
システム構築サービス
『KeaKeeper』を含む、オープンソースソフトウェアを利用したシステムの提案、構築を行います。
2.
導入後支援サービス(OpenSmartAssistance)
システム構築後も、継続的なサポートを提供します。
- Q&A
- セキュリティ情報提供
- 点検とチューニング
- 障害調査、障害回避
- 障害時オンサイト対応
- 障害時システム再構築
- 運用サービス
- ソフトウェアのアップデート
デージーネットは、オープンソースソフトウェアを活用したシステム構築を通じて、お客様のビジネスを支援いたします。
オープンソースのDHCPサーバ『Kea』の管理を簡素化するWEBインタフェース『KeaKeeper』バージョン1.0.5の公開は、ネットワーク管理者にとって朗報と言えるでしょう。
従来のDHCPサーバであるISC DHCPは開発が終了しており、後継の『Kea』は設定方法が複雑で運用が難しく、多くの管理者にとって課題となっていました。
『KeaKeeper』は、この課題を解決するツールとして登場し、直感的でわかりやすいインターフェースで『Kea』の設定を管理可能にすることで、運用コスト削減に大きく貢献します。特に、最新バージョン1.0.5で追加されたDHCP Option82対応機能は、より複雑なネットワーク環境でも容易な設定を可能にし、管理者の負担を軽減します。
DHCP Option82は、リレーエージェント固有の情報を付加してDHCPリクエストをサーバに転送する機能であり、特にISPなどで利用されています。
従来、『Kea』でDHCP Option82を利用するには、ISCの有償プラグインを購入するか、複雑な設定を行う必要がありました。しかし、『KeaKeeper』では、WEBインタフェースで簡単に設定できるため、より手軽にDHCP Option82によるIPアドレスの払い出しが可能になり、ネットワーク管理の効率化に役立ちます。
デージーネットは、『KeaKeeper』の公開に加え、システム構築や導入後支援サービスも提供することで、オープンソースソフトウェアを活用したシステム構築を総合的に支援しています。これは、企業にとって大きなメリットとなり、安心してオープンソースソフトウェアを導入できる環境を提供します。
今後もデージーネットは、オープンソースソフトウェアの活用を通じて、顧客企業のビジネスを支援していくことでしょう。