八尾の老舗ゴムメーカー
2025-04-21 15:48:57

八尾市の老舗ゴムメーカー、特許庁長官表彰を受賞!

八尾市の老舗ゴムメーカー、錦城護謨が特許庁長官表彰を受賞



大阪府八尾市に位置する錦城護謨株式会社は、令和7年度の知財功労賞において、特許庁長官表彰を受けました。これは、経済産業省が主催する表彰で、産業財産権制度の普及や地域経済への貢献を評価された結果です。授賞式は4月18日に行われ、内閣総理大臣の石破茂氏も出席し、重要な記念日である特許法公布140周年を祝いました。

錦城護謨は、家電製品のゴム部品の製造において国内で高いシェアを獲得しています。それだけでなく、2025年に開催される大阪・関西万博の会場用地である夢洲の地盤改良にも携わりました。このように、技術力を背景に、さまざまな分野での活躍が期待されています。

代表取締役社長・太田泰造のコメント


表彰を受けた代表取締役の太田泰造氏は、当社のデザイン経営が評価されたことを喜びました。「デザイン経営は中小企業には難しいテーマだが、社内の一生懸命な取り組みこそが“私たちなりのデザイン経営”だと再認識した」と述べました。また、自社のブランド「KINJO JAPAN」が誇る技術とデザインを結びつけることで、社会への貢献を目指す考えを示しました。

知財功労賞とその意味


知財功労賞は、知的財産権制度の普及に大きく貢献した個人や企業、特に知的財産を戦略的に活用して事業を拡大している企業を称える制度です。令和7年度には、大阪府内から5社が受賞しており、その中には有名なゲーム会社のカプコンや、特許庁長官表彰を受けた岡本株式会社も含まれています。

錦城護謨の受賞は、同社が「世の中の当たり前を変える」という理念を掲げ、技術とデザインの掛け合わせに取り組んできた成果が評価されたものと言えるでしょう。特に、自社の視覚障害者支援製品「歩導くん ガイドウェイ」は、その独自のデザインと機能性が高く評価されています。

企業の技術と社会貢献


錦城護謨は、創業以来91年間培った技術力を生かし、バリアフリー推進にも力を入れています。視覚障害者のために開発された「歩導くんガイドウェイ」は、公共の場などに導入が進んでおり、社会貢献を果たすための重要なツールとされています。10年を超える蓄積がある同製品は、現在1200以上の施設で採用されており、その効果が広がり続けています。

今後の展望


錦城護謨は、さらなる技術革新へ挑戦し続ける意向を示しています。また、地元八尾市との共生や、地域経済の発展にも力を入れ、社員とともに成長を続けていく姿勢が感じられます。中小企業としての誇りを持ち、社会に貢献する企業としての未来が非常に楽しみです。

加えて、今後展開される新製品の開発や、広がる市場への挑戦にも期待が寄せられています。特に自社ブランド「KINJO JAPAN」の更なる成長が待たれるところです。錦城護謨の今後の取り組みが、地域や社会全体に良い影響を与えることを願っています。


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会社情報

会社名
錦城護謨株式会社
住所
大阪府八尾市跡部北の町1丁目4番25号
電話番号
072-992-2321

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