大学生観光プラン
2023-08-22 16:39:53

大学生のアイデアで復興を目指す観光プラン発表会が開催されます

大学生による福島復興の観光プラン発表会



震災から12年の歳月が経ち、福島県の12市町村が新しい観光資源を生み出そうとしています。今年、多くの大学生が被災地を訪れ、自らの専門知識を活かした観光まちづくりプランを作成し、その成果を発表する機会が訪れました。それはまさに、福島の未来を担う若者たちの熱意が結実する瞬間です。

12市町村を舞台にしたフィールドワーク



福島の12市町村、具体的には田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村で、大学生たちはフィールドワークを通じて地域の魅力を探求しました。これに参加したのは獨協大学や筑波大学など、全国の大学からエントリーした117チーム。参加者たちは観光資源を探し出し、それに基づく多彩なアイデアを持ち寄りました。

発表会の日程と内容



その成果発表会は9月15日に富岡町文化交流センター「学びの森」で開催されます。この日は、各チームが自身の調査結果をもとに、どのような観光プランを提案するのかを発表します。その場には、観光に関する有識者や自治体の関係者も集まり、プランの実現可能性を議論します。

大学生の想いが結集



震災当時、双葉北小学校に通っていた𠮷田華さんは、獨協大学のゼミで仲間と共に故郷双葉町の復興に向けたアイデアを練り上げました。彼女は「多くの人に双葉町を訪れてほしい」との想いを強く持っています。また、筑波大学の渡邊智也さんは、いわき市出身で「復興に貢献したい」との動機からこの企画に参加。ナイジェリアからの留学生もチームに加わり、国際的な視点からの提案が期待されています。

各大学の取り組みの一例



筑波大学の「松原ゼミ」チームは、南相馬市に焦点を当て、地域の歴史や観光資源を基にしたプランを作成。地元住民と直接対話を重ね、住民のニーズに沿ったアイデアを探求しています。これによって、地域が抱える課題を共有し、住民主体のプランが作られることを目指しています。

一方、獨協大学の米山ゼミは、双葉町の復興に向けて地元企業やプロジェクトを訪問し、実際の活動を学びました。このように、地域との対話を大切にし、住民の意見を反映したプランが形成されていくのです。

未来へ向かう観光プラン



福島県の被災12市町村は、大学生たちの熱意によって新しい観光地として再生を目指しています。優れたプランはJTBグループや地域企業によって商品化され、実現する可能性もあるのです。この取り組みは単なる観光振興にとどまらず、福島の復興を支える大きな力となるでしょう。皆さんもぜひ、この発表会に足を運び、大学生たちの情熱の結実を目にしてください。

発表会詳細情報


  • - 日付: 2023年9月15日(金)
  • - 場所: 富岡町文化交流センター「学びの森」
  • - 交通: JR富岡駅と宿泊施設間にシャトルバス運行予定。

福島県の未来は、若者たちの手にかかっています。彼らの力を信じ、応援しましょう。

会社情報

会社名
公益社団法人 福島相双復興推進機構
住所
福島県福島市栄町6-6福島セントランドビル4階
電話番号
024-502-1115

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