ダイアローグ・ジャパン・ソサエティと東大メシが共演
2024年8月8日、東京都港区竹芝に所在するダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で、特別交流会『対話の森メシ』が開催されました。このイベントは、一般社団法人日本ベンチャーカンファレンスと株式会社2WINSが協力し、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するダイアローグ・ジャパン・ソサエティとの初のコラボレーションによるものです。
イベントの背景
「東大メシ」は、キャリアに不安を抱える東京大学の学生と経営者を結ぶ交流会で、これまでに金融やWeb3など様々な業界からの第一線で活躍するゲストとともに活動してきました。今回の『対話の森メシ』では、特に多様性をテーマに、新しい価値観や視点を学ぶ貴重な機会が提供されました。
イベントの内容
当日は、16名の学生が集まり、まずは完全に光を遮った環境での「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験しました。参加者は2チームに分かれ、視覚に障害を持つアテンドの方のサポートを受けながら、対話やゲームを楽しみました。この貴重な体験が、彼らの感覚を鋭く刺激し、暗闇の中でもコミュニケーションの力を実感させました。
次に、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンのファウンダーである志村真介氏による「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する講演が行われました。志村氏は、多様性の重要性や、障害者が社会に持つユニークな視点について話され、参加者は新たな認識を得ることができました。また、東京大学の新総長としてのメッセージも紹介され、未知なるものとの対話の必要性が強調されました。
交流会の様子
その後、交流会がスタートし、参加者同士が視覚に障害を持つ方々と対話を重ねながら交流しました。普段の生活では接触が少ない相手との対話を通じて、参加者は新たな発見や意識の変化を経験している様子でした。暗闇体験を経て、参加者の表情に明らかな変化が見られたことが印象的でした。
参加者からは、「視覚を閉ざすことで、他の感覚が引き立った」「この体験を通じて自分を見つめ直したい」といった感想が寄せられ、多様性やインクルージョンへの理解が深まったことが伺えました。
今後の「東大メシ」について
今後も「東大メシ」は定期的に開催され、経営者や学生の興味を持つ方々が参加できる機会を提供していく予定です。興味のある方は、公式Xを通じてコンタクトを取ることができます。
ダイアログ・ジャパン・ソサエティの役割
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、異なる背景や価値観を持つ人々が対話を通じて理解し合い、互いに助け合う社会の実現を目指しています。彼らは様々なプログラムを展開しており、これまでに多くの人々がその体験を通じて学びを得てきました。
この特別交流会『対話の森メシ』が、参加者の心に新しい視点をもたらす契機となり、今後の活動にも良い影響を与えることが期待されています。