ジラール・ペルゴが発表した藍色のリミテッドエディション
2024年9月14日、スイスの高級時計ブランド「ジラール・ペルゴ」は日本との特別な関係を称賛し、藍色を基調とした「ロレアート 藍色 ジャパン リミテッド エディション」と「ロレアート クロノグラフ 藍色 ジャパン リミテッド エディション」それぞれ100本限定のモデルを発表しました。
日本との密接な歴史
この時計は、スイスと日本の国交樹立160周年を記念する意味も込められています。ジラール・ペルゴの物語は1860年に始まり、創業者コンスタン・ジラールが画期的なトゥールビヨンを考案し、同年にはフランソワ・ペルゴが横浜にオフィスを設立したことから始まります。当時、日本は西洋式の時計システムを導入しておらず、フランソワはこの新しい市場に挑戦する決意を固めました。
その後、日本が鉄道網の整備を始めると、スイス製の時計は瞬く間に人気を博し、ジラール・ペルゴは日本市場での地位を確立していきます。
伝統色「藍色」の意味
今回の限定モデルに採用された藍色は、日本の伝統文化に深い根を持つ色彩です。藍染めの技術は16世紀に広まり、深い藍色は武士の鎧などにも使用され、「勝色」として重んじられてきました。この美しい色は、英国の化学者ロバート・ウィリアム・アトキンソンによって「ジャパンブルー」と命名されたとも言われています。これにより、時計のデザインに日本の文化を取り入れる意義が更に際立つこととなりました。
デザインと技術の融合
ロレアート 藍色 ジャパン リミテッド エディション
このモデルは、1975年に登場した伝説的なロレアートのデザインに現代的な魅力を組み合わせたステンレススティール製です。3針式で日付表示も備えた、機能美を追求したデザインが特徴です。特に注目すべきは、グラン・フー エナメルによる仕上げの文字盤。何度も高温で焼成され、職人の手による繊細な仕上げが施されています。
ロレアート クロノグラフ 藍色 ジャパン リミテッド エディション
一方、こちらは軽量で強度に優れたグレード5チタン製のケースを持ちます。クル・ド・パリ装飾の美しいインディゴブルーの文字盤と、ブラックのカウンターが際立つデザインです。知識と技術の詰まった自社製の自動巻きムーブメントが搭載されており、約46時間のパワーリザーブを持つ高い性能を誇ります。
限定販売について
両モデルは、特別な記念として各100本の限定販売となります。日本におけるジラール・ペルゴの深い歴史と、特別な文化的な絆を讃えるにふさわしいアイテムとなっています。これらの時計は、2024年9月14日から日本国内の正規販売店で販売されます。時計愛好家ならずとも魅了される魅力が詰まった作品です。
ジラール・ペルゴの信念
1791年に創業したジラール・ペルゴは、時計製造の持つ技術革新と美しさにこだわり続け、過去の伝統を尊重しながら未来を見据えた製品をリリースし続けています。これからも時計業界の中で特異な存在であり続けることでしょう。
詳細は、
ジラール・ペルゴ公式サイトをチェックしてください。