木の温もり感じる新しい遊び場、ひだ木遊館 木っずテラス
岐阜県高山市に、新しい木育の拠点「ひだ木遊館 木っずテラス」が登場しました。この施設は、令和6年11月16日(土)にオープンし、ここでは子どもたちが木製遊具で遊びながら、木の良さや大切さを学ぶことができます。
高山市におけるこの新しい施設は、県が推進する「ぎふ木育」の重要な一環として設立されました。当施設は、高山市の「飛騨高山・森のエコハウス」をベースに改修されたもので、延べ床面積は約273平方メートル。総事業費は約5,750万円で、県と高山市が共同出資しています。運営は、子育て支援を行っているNPO法人で構成される「飛騨木遊館運営協議会」が担当します。
木の空間で楽しく遊ぶ
2階建ての木造建築には、地元の飛騨木材をふんだんに活用した内装が施されています。1階は「街エリア」、2階は「里山エリア」、ロフト部分は「岳エリア」と、それぞれ異なるテーマで構成されています。これにより、高山ならではの風景や文化を感じながら遊びを体験できる仕掛けとなっています。
施設内には、飛騨高山の伝統文化をモチーフにした大きな滑り台や、朝市ごっこが楽しめるコーナー、さらには新穂高ロープウェイのミニチュアなど、約120種類の木製遊具があります。これらの遊具を通じて、子どもたちは木の特性やその良さに触れながら、楽しく遊ぶことができます。
地域とのつながりと子育て支援
オープニングセレモニーには高山市の田中明市長や県副知事など、約100名の関係者が出席。山田貴敏館長は、木っずテラスで木の魅力を伝えたいと語りました。
「ひだ木遊館 木っずテラス」の利用は、事前にウェブ予約が必要。入館料は、県民に対しては中学生以下は無料、高校生以上は300円と設定されています。県外からのお客様も歓迎しており、入館料は小学生200円、中学生300円、大人700円となっています。
この新しい遊び場は、子どもたちにとって、木を感じ、木に触れ、木と共に成長するための貴重な体験の場となるでしょう。遊びを通じて、地域社会全体で「森と木」ともに過ごす大切さを学ぶことができる、そんな素敵な施設として、多くの人に親しまれることを期待しています。
施設情報
- - 名称:ひだ木遊館 木っずテラス
- - 所在地:岐阜県高山市西之一色町3丁目820番地1
- - 開館時間:10:00~16:00(休日は16:30まで)
- - 休館日:火曜日、木曜日、8/13~15、12/28~1/3
- - 利用方法:事前予約優先制(定員40名程度)
- - 入館料:県民中学生以下無料、高校生以上300円
- - 年間パスポート:県民のみ1,600円
- - お問い合わせ:ひだ木遊館 木っずテラス
この施設で、子どもたちが木と共に成長し、新たな経験を積むことを期待しています。