スーツケース修理王の調査結果
スーツケース修理専門店「スーツケース修理王」では、過去に行った修理のデータを基に、RIMOWA製のスーツケースにおいて最も多く修理される部位を調査しました。
修理が多い部位ベスト5
1. キャスター(車輪)
2. 伸縮ハンドル(テレスコープハンドル)
3. ハウジング(キャスターと本体の接続パーツ)
4. 本体ボディ
5. ロック(施錠装置)
この調査から、特にキャスターやハンドル、そしてハウジングといった部分が故障しやすいことが明らかになりました。以下に、各部位ごとの故障理由とその予防策を詳しく解説します。
1位:キャスター(車輪)
キャスターはスーツケースが地面と直接接触するため、最も多く故障する部位です。割れたり、折れたりする問題が頻繁に発生します。特に1輪でも破損することで、走行が困難になるため注意が必要です。
予防策と修理費用
- - 早期修理が重要:破損したまま使用すると他の部分にも悪影響が及ぶため、早期修理が重要です。
- - 保管環境に注意:湿気によってひび割れが発生しやすいので、湿度の低い場所で保管し、定期的にメンテナンスをすることが推奨されます。
- - 修理費用:1箇所の交換は約4,000円から、修理時間はおおよそ10分程度です。
2位:伸縮ハンドル(テレスコープハンドル)
伸縮ハンドルは使用頻度が高く、内部の部品がずれたり、バネが壊れたりすることがあります。明確な障害が生じた場合にはハンドル全体の交換が必要です。
予防策と修理費用
- - 荷重に注意:規定以上の重量をかけることは避け、正しい使い方を心掛けましょう。
- - 修理費用:通常、修理代は約7,500円から、時間は30分程度です。
3位:ハウジング
キャスターと本体をつなぐ箇所で、大きな衝撃を受けると割れやすい特徴があります。特にリモワは本体が重いため、この部分に負荷がかかりやすいです。
予防策と修理費用
- - 4輪走行を心掛ける:できる限り4輪で走行し、負担を分散させましょう。
- - 修理費用:ハウジングの交換は約6,900円から、修理時間はおおよそ20分です。
4位:本体ボディ
リモワ製品は堅牢ですが利用時の乱雑さから凹みや亀裂ができることがあります。特にポリカーボネート製モデルは注意が必要です。
予防策と修理費用
- - 重い荷物を持ち上げない:荷物をボディの上に載せないことが重要です。
- - 修理費用:ボディ修理は約6,000円から、時間は約1週間を要します。
5位:ロック
施錠装置は精密パーツですので、使用中の不具合が多く報告されています。特に空港での取り扱いも影響することがあります。
予防策と修理費用
- - 正しい施錠方法を心掛ける:適切にロックをかけないと歪みが生じます。
- - 修理費用:ロック交換は約6,500円から、修理には20分程度かかります。
まとめと提案
スーツケース修理王では、RIMOWA製のスーツケースで最も多く見られる故障部位について解説しました。代表の佐野麻依さんは「壊れたからといって即買い替えるのではなく、プロの修理で延命し、サステナブルな旅を実現してほしい」と語っています。旅行前にはキャスターやハンドル、ロックをチェックして、不安な点があれば事前に修理店に相談することをお勧めします。修理王ではLINEやWebフォームを利用した無料見積もりも行っています。今日からでもスーツケースのチェックを始めましょう!