第15回 世界SCM競技会 日本予選が開催
株式会社日立ソリューションズ東日本は、サプライチェーンマネジメントにおける国際的な競技である「Global PRO Challenge 2025」(略称:GPC2025)の日本予選を、2023年9月29日から10月28日までの期間に開催します。この競技会は、オランダのInchainge B.V.が開発したビジネスシミュレーション「The Fresh Connection」(TFC)を用いて、実際のビジネス環境に即した形でサプライチェーンマネジメントのスキルを競います。
開催の背景
日立ソリューションズ東日本は2010年以来、GPCでの競技会に参加しており、2018年には初めての出場を果たしました。以降、TFCを国内で広めながら、競技会に向けた国内予選を実施し続けています。特に、2024年に開催された第14回世界大会では、日本予選を通過したロジスティード株式会社が見事に世界優勝を達成し、旭化成株式会社が第3位と第5位に入賞するなど、日本企業のサプライチェーンマネジメント力が国際的に認められる結果となりました。
これらの成果は、日本の企業が世界基準のスキルを有していることを示しており、国内外から高く評価されています。
日本予選の基本情報
本年の日本予選は、以下のように実施されます。
- - 大会名称: SCMビジネスシミュレーション GPC2025 日本予選
- - 開催日: 2023年9月29日~10月28日
- - 形式: オンライン(ZoomまたはMicrosoft Teams)
- - 参加費: 66,000円(税込、TFC経験者限定、4名チーム単位)
なお、参加券付きコースに参加したチームについては、追加の参加費用は不要です。
日本予選に参加するためには、あらかじめSCM基礎コースやSCMビジネスシミュレーション研修を受講し、参加権を得る必要があります。
その流れは、まずSCM基礎コースを受講し、次にSCMビジネスシミュレーション研修を経て、日本予選に出場、最終的には世界大会に挑戦するという一連のプロセスとなります。
The Fresh Connection(TFC)について
TFCは、オランダのInchainge社が開発した、アクティブラーニングスタイルのサプライチェーンマネジメントのトレーニングプログラムです。2019年から日本国内での提供が始まり、参加者はフルーツ飲料製造業「TFC社」の各役職に従事し、サプライチェーン経営の戦略的思考を養います。
参加者は財務指標やKPIに基づいて目標達成に向けた施策を検討し、部門間の連携を強化しながら意思決定を行うことで、実務に即した経験を積むことができます。
詳しい情報はInchainge社の公式サイトで確認できますが、TFCを通じて得られるスキルは非常に実践的で、部門横断的な協力を実現するための礎ともなります。
Global PRO Challenge 2025について
GPC2025は、世界中のビジネスプロフェッショナルを対象にした、実践的なサプライチェーンマネジメント競技会です。この競技会では、単なるトレーニングではなく、戦略的思考や競争、協働を組み合わせた没入型の学習体験を提供します。参加者は企業の代表としてリアルなサプライチェーンの問題に挑むことになり、その結果として得られるスキルはビジネスシーンでも非常に有用なものとなります。また、世界大会の決勝で上位に入ったチームには特別なサプライチェーン・ファイナンスの集中講座への招待があるなど、魅力的な報酬も用意されています。
まとめ
日立ソリューションズ東日本が開催するこの日本予選は、日本企業が世界の舞台で競い合う貴重な機会です。競技を通して得られる経験は、サプライチェーンマネジメントにおけるスキルの向上のみならず、国際的なビジネスにおける自信にもつながります。これからの競技会に向けて、皆さんの参加をお待ちしております。