葉山キッチンが描く新たな食の未来
神奈川県葉山町で、注目のシェアキッチン「葉山キッチン」が誕生し、クラウドファンディングでの成功を収めました。このプロジェクトは、地域の食のチャレンジャーたちが集い、それぞれの夢を実現するための舞台を提供するものです。具体的には、6月17日に現地で開催される「つくるいち」イベントでは、参加者がカフェをオープンし、新たな料理体験を提供します。
このシェアキッチンの設立は、元社員寮の再生から始まった「葉山ファクトリー」の成功を受けたもので、昨年からの活動が実を結びました。葉山キッチンは、元食堂の施設を活かし、飲食業や食品製造の許認可を取得した上で、食の可能性を広げるための場所を提供します。
空き家問題に立ち向かう
葉山キッチンのプロジェクトには、深刻な空き家問題に取り組む多彩なボランティア集団「空家レンジャー」が携わっています。この団体は、設立からわずか2年で200名以上のメンバーを集め、空き家再生に関する取り組みを行ってきました。代表の加藤太一さんは、クラウドファンディングで早々に達成できたことに多くの期待が寄せられていると語ります。「ここからもっと多くの夢を生む場所にするのが我々の使命だ」とも。
地域への貢献と学びの場
葉山キッチンのリーダー、児玉明子さんは、地域に学びの場が必要だと感じていました。「子どもから大人までが様々な価値観を学ぶことができる施設にしたい」と強調し、シェアキッチンは製造や加工も行えるスペースとしての役割を果たしたいと考えています。
現在、クラウドファンディングは次の目標として150万円を掲げ、空調設備のための資金を募集中です。その達成を記念したワークショップ「ピザ窯づくり」がリターンとして用意され、子供も大人も共に楽しめる内容となっています。ここから新たな学びの場が生まれることに期待が高まります。
オープンイベントの開催
「つくるいち」イベントは6月17日(日)に開催され、葉山ファクトリー&キッチンは一般公開されます。この機会には、シェアキッチンでの様々なチャレンジを見ることができ、カフェのプレオープンも予定されています。正式オープンは7月22日を予定しており、オープニングパーティーの参加チケットもクラウドファンディングのリターンとして提供されています。
このプロジェクトは空き家問題への取り組みと食を通じた地元への貢献が融合しており、多くの人々に共感を呼び起こしています。今後の展開から目が離せません!
お問い合わせ先