東京都のインキュベーション・コミュニティ『INCU Tokyo』に『talentbook』が導入
東京都が運営するインキュベーション・コミュニティ『INCU Tokyo』に、就活や転職活動に役立つキャリア学習サイト『talentbook』が新たに提供されることが始まりました。これにより、スタートアップ支援の強化が期待されています。
インキュベーション・コミュニティの役割
昨今のスタートアップ戦略のもと、起業家の数が増加しています。このような状況で、創業したばかりの企業にとって、しっかりとした支援体制を持つインキュベーション施設が重要な存在となっています。『INCU Tokyo』は、起業家やスタートアップがその成長を目指す場として、支援内容や施設の特徴を深く理解し、利用しやすくするために設計されています。
また、社会情勢の複雑化と新たな課題の増加により、インキュベーション施設に求められる機能や役割も進化しています。このコミュニティは、施設同士の連携を促進し、ノウハウの共有を進めることで、新しい時代におけるスタートアップの成長に貢献することを目指しています。
talentbookの導入ポイント
今回のtalentbookの導入は、以下の二つの目的に基づいています。
1.
インキュベーションマネージャーの人柄と支援内容の可視化
インキュベーションマネージャーの具体的な支援内容や特長、またその人となりを知ることで、コミュニティ内での会員同士の連携が促されることが期待されます。これにより、各施設の強みを引き出し、相互の支援体制を強化できます。
2.
起業家の認知支援
起業家やスタートアップの側が、各インキュベーション施設の特長やマネージャーの人柄を理解することで、必要なサービスが得られる施設を選びやすくなります。
教育コンテンツの充実
現在、『talentbook』では9名のインキュベーションマネージャーに関する記事が公開されており、今後も新たなストーリーが続々と発信される予定です。特に、これらの情報は新たに起業を考える方々にとって、貴重なリソースとなります。これにより、個々の企業が必要とする支援内容を見極め、自社に最適なサービスを利用することが可能になります。
talentbook株式会社の概要
talentbook株式会社は2014年に設立され、キャリア学習サイト『talentbook』を手掛けています。このサイトは年間300万人以上のZ世代やミレニアル世代が訪れる人気のプラットフォームです。また、法人向けに『社員インタビューAI』を搭載した採用広報ツールを提供し、中小企業から大企業まで1,200社以上に導入されています。資金調達も順調に進んでおり、約20億円を確保しています。
今後も『INCU Tokyo』とtalentbookの連携が、スタートアップの新たな成長の一助となることが期待されています。