「大江戸今昔めぐり」が野沢温泉での実証実験に参加
株式会社ビーマップが開発した古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」が、長野県野沢温泉村での実証実験「いつでも訪れたくなる街野沢温泉」に参加することが発表されました。この実証実験は、野沢温泉の魅力を国際的なIoT基盤であるOpenRoamingを利用して発信する取り組みです。そして、2025年12月18日からはアプリ内で野沢温泉の古地図が公開され、観光客は江戸時代の様子を画面上で体験できます。
実証実験の詳細
このプロジェクトは、JR東日本を主催とし、シスコシステムズと一般社団法人野沢温泉マウンテンリゾート観光局などが協力しています。OpenRoaming技術を活用し、飯山駅周辺や野沢温泉村を訪れた観光客のスマートフォンとタブレットに、自動的に観光情報をプッシュ通知する仕組みを構築。具体的には、アプリをウェブページ経由でダウンロードし、Wi-Fiスポット付近を通ることで、その場所に関連する情報を受信し、よりリッチな体験を提供します。
特に、冬以外のシーズンでも観光客にお楽しみいただけるコンテンツが盛りだくさんで、長野県の豊かな自然や独特の文化を存分に味わうことができます。
野沢温泉の魅力
野沢温泉村は、奈良時代に開湯された歴史ある温泉地であり、またスキーリゾートとしても知られています。1998年の長野オリンピックでの開催以降、国際的知名度が高まっています。温泉だけでなく、スキーシーズン以外のアクティビティも充実しているため、年間を通じて観光客が訪れる人気スポットとなっています。
特に、野沢菜の発祥地としても知られ、地元の文化や食にはひときわ強い魅力があります。スキーシーズン以外にも春や秋の美しい自然や、地域で大切にされている「湯仲間」による温泉の管理、歴史的な温泉文化を体現する宿泊施設など、数多くの観光資源が存在しています。これらの魅力を、「大江戸今昔めぐり」は古地図を通じてリアルタイムに体験できるのです。
アプリの魅力
「大江戸今昔めぐり」は、江戸末期の古地図を手描きで再現しており、地図の透過度を調整することが可能です。これにより、スマートフォンの画面上で現代の地図と古地図を重ねて見ることができるため、江戸時代の風景と現代の街を一緒に感じることができます。観光スポットの検索機能も搭載されており、合わせて現代の観光情報も提供されるため、訪れる人にとっては貴重な情報源となります。
また、アプリにはスタンプラリーやクーポン機能もあり、楽しみながらの散策を促進することができます。2025年11月末現在のダウンロード数は96.5万件を記録しており、100万ダウンロードも視野に入っています。
この実証実験は2025年12月25日から2026年夏にかけて続く予定です。この機会に、ぜひ「大江戸今昔めぐり」をダウンロードし、江戸の温泉文化や歴史に触れる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」は、野沢温泉村の魅力を発信する重要なツールとして位置づけられています。アプリを使って、地域の過去の姿と現在の観光地を同時に味わい、自身の旅をより豊かにする体験をぜひお届けしたいと思います。