生駒でバイオマス発電所完成
2025-02-14 13:32:29

奈良県生駒市で新たに木質バイオマス発電所が完成し商業運転が開始

奈良県生駒市に新たな木質バイオマス発電所が完成


奈良県生駒市で木質バイオマス発電所が完成しました。この発電所は、エネルギーを地元の木材を利用して生産することにより、地域のカーボンゼロな未来に寄与することを目的とした「いこまプロジェクト」として知られています。4月1日から商業運転を開始する予定です。

いこまプロジェクトの概要


このプロジェクトでは、年間約10万トンの木質燃料を使用して、約9,980kWの発電規模を誇る発電所が建設されました。年間の発電量は約8,100万kWhにも達する見込みで、近畿地方で発生する木質廃棄物や未利用木材を燃料として使用します。この取り組みにより、地域の資源を活かした地産地消の電力供給が実現します。

発電所で生産される電力量の約60%は、地域内で自給自足可能な非FIT(再生可能エネルギー固定買取制度に頼らない)電力として供給される予定です。特に「いこま市民パワー」という地域の新電力会社を通じて、生駒市内の各種施設へも電力が提供され、地域全体での環境負荷の軽減が期待されています。

プロジェクトの参加企業


このプロジェクトには、NTTアノードエナジー株式会社、住友林業株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、東京センチュリー株式会社、フォレストエナジー株式会社、株式会社モリショウ、大成ロテック株式会社、株式会社生駒という多数の企業が参加しています。これらの企業が見込んでいるのは、環境に優しいエネルギー供給が生み出す新たな事業機会です。

住友林業グループの取り組み


住友林業グループは、木質バイオマス発電を通じてCO2排出を抑制し、地域の森林環境を整備する取り組みを進めています。同社は2011年に川崎市で都市型バイオマス発電所を稼働し、その後も宮城県仙台市に大型の発電所を開設するなどして、国内での再生可能エネルギー事業を拡大しています。現在、同グループは国内6か所で約251.6MWの発電規模を持ち、おおよそ555,000世帯分の電力を供給しています。

まとめ


生駒市に新たに設置された木質バイオマス発電所は、地域資源を活用した持続可能なエネルギー供給の象徴です。このプロジェクトは地元の発展に寄与するだけでなく、環境保護にも大いに貢献することでしょう。地域住民や関係企業の期待が高まる中、商業運転が開始されることを楽しみにしています。


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