台湾と日本をつなぐ「佐賀さいこうフェス」
佐賀県佐賀市で11月16日と17日の2日間にわたり開催された「佐賀さいこうフェス」は、地域の魅力を発信すると同時に、台湾からの観光客もターゲットにした国際的なイベントとなりました。人気の日本観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する株式会社ジーリーメディアグループが協力し、佐賀県民に台湾の魅力を伝えることを目的にしました。
台湾グルメで賑わう会場
このフェスティバルでは、台湾の人気料理であるルーロー飯、小籠包、台湾ビールなどが提供され、多くの来場者が台湾の味を楽しみました。2日間の開催で約2,000人が「台湾Food&Drink」ブースを訪れ、台湾の雰囲気を味わいました。ブースは盛況で、来場者たちは美味しい料理と共に、友人や家族と楽しむ様子が見受けられました。
台湾からの観光客も参加
イベントには台湾からの観光客も多数訪れました。中には佐賀空港を利用して来日した方もいて、特に基山の大興善寺の紅葉を見に来たという声が聞かれました。「東京や大阪には飽きてしまったので、九州の魅力を探している」と彼らは語ります。多様な観光地への訪問を楽しむ姿が印象的でした。
佐賀さいこうフェスの概要
「佐賀さいこうフェス」は2016年から始まり、今回が9回目の開催です。様々なアーティストによる音楽ライブやアートイベント、地元名物の美味しいグルメが堪能できるこのイベントには、今年63,500人以上の人々が来場しました。盛りだくさんのプログラムが用意され、地域活性化にも役立つ重要な催しとなっています。
台湾の観光情報サイト「樂吃購」
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」は、台湾人と香港人を中心に日本での遊び方や食、買い物、ホテルなどの情報を提供しており、月間29万人のユニークユーザーを持つサイトです。また、100万人以上のFacebookファンと登録者約30万人を誇るYouTubeチャンネルも展開しており、東京、京都、大阪を含む日本全土の観光情報を広めています。このように、地域の魅力を伝える重要な役割を果たしつつ、台湾からの観光客を誘引する活動を続けているのです。
今後の展望
株式会社ジーリーメディアグループは、佐賀県のように台湾から直行便が就航する地域でのイベントを通じて、相互の観光客誘致をさらに推進していく考えです。短期間での訪日観光を促進し、文化交流を深めることが期待されます。地域の魅力を最大限に発信し、台湾からの旅行者を増加させるためのさまざまな取り組みが今後も続けられるでしょう。