データセンターの新時代到来!シーイーシーの新拠点開設計画とは
2025年2月、株式会社シーイーシー(CEC)が東京都内に『東京第三データセンター』、千葉県内に『ハイブリッドクラウドセンター』を順次開設することが発表されました。これによって、同社は国産のクラウドストレージを活用した新たなデータ管理サービスを提供し、企業の多様化するニーズに応えていく考えです。
需要急増のデータセンター市場
近年、国内のデータセンター市場では、従来のオンプレミス環境だけでなく、クラウドサービスやそのハイブリッド環境に対する需要が高まっています。特に、デジタル化が加速する中で、企業は自社のデータを安全かつ効率的に管理するための新しいソリューションを求めています。
シーイーシーは、2000年からデータセンター事業に取り組んできた企業であり、今回の新拠点開設はその専門知識を活かしたものです。これにより、利用企業のニーズに合わせた最適なITインフラ環境を提供できるようになると言います。
ハイブリッドクラウドセンターの特長
『ハイブリッドクラウドセンター』は、主要なメガクラウドと低遅延での接続を可能にする国産クラウドストレージを特徴としています。その特筆すべきポイントを以下に挙げます。
1. 高速低遅延の接続
データセンターは、主要メガクラウドに直結されており、高速で低遅延な接続が可能です。この環境を活かし、必要に応じて専用線や拠点間接続を選択できるため、クライアントの環境に即した柔軟な対応が期待できます。
2. データ主権を守るソブリンクラウド
日本の法令に即した可用性を持つソブリンクラウドを実現しており、自社のデータを安全に管理できます。これにより情報漏えいのリスクを軽減し、安心してデータ管理が行える環境が整います。
3. 統合管理機能
長年の運用ノウハウを基にした豊富なシステム運用メニューを提供しており、マルチクラウドやハイブリッドクラウドの一元管理が可能です。業務運用やアプリケーションの運用まで広範なサポートが期待されます。
東京第三データセンターの魅力
『東京第三データセンター』は、都市型のデータセンターで、安全かつ利便性に優れている点で評価されています。
1. 地震リスクの低い立地
東京都内の中でも、地震の危険度が最も低い地域に位置しており、リスクを最小限に抑えているとされています。これは、企業のデータを預けるにあたり非常に重要なポイントです。
2. 高いアクセス利便性
池袋から20分圏内という立地は、迅速なアクセスを求める企業にとって非常に魅力です。この利便性を生かし、他データセンターとの接続もスムーズに行えます。
3. ハイブリッド構成の柔軟性
ハイブリッドクラウドセンターとの拠点間接続が可能であり、複数のデータセンターとの統合運用が実現します。これにより、企業は自社のニーズに応じた最適なサービスを利用できるようになります。
これからの展望
シーイーシーは、2028年1月までにこの新しいデータセンターを利用する企業を120社以上を目指しています。新たなデータセンターの開設は、企業にとって重要な情報を守るだけでなく、効率的なIT環境を整える大きな一歩となるでしょう。今後の展開に注目です。
詳細な情報は、シーイーシーの製品サイトをご覧ください:
データセンターの製品サイト