神戸アリーナを基点にする新しい街づくり
2025年4月の開業を目指す神戸アリーナは、神戸市のウォーターフロントエリアに、新たなエンターテインメントの拠点として期待されています。このアリーナを拠点に、民間企業と神戸市が共同で進めるスマートシティプロジェクト「Commons Tech KOBE」が始動します。これは、地域活性化を目指し、50年間に渡って地域に根付いた運営を行う考え方に基づいています。
スマートシティモデル「Commons Tech KOBE」の概要
このプロジェクトでは、アリーナを起点とし、初期段階として来訪者を増やすための施策を講じます。例えば、2024年12月に公開予定の「TOTTEI KOBE」というアプリを通じて、スタンプラリーや特定のミッションを実施し、来訪者が神戸を楽しむ体験を提供します。また、回遊性向上を目的とした交通の便や情報の提供も行う予定です。
「Commons Tech KOBE」は、地域の企業や住民とともに、神戸市全体でのマーケティング活動を行うことを目指します。アリーナ開業初年度はテストフェーズとして設定され、効果的な施策が確立され次第、2026年4月に正式に始まります。
参画する民間企業の取り組み
プロジェクトには多くの企業が参加しており、それぞれの強みを活かした取り組みを行います。ウイングアーク1st社はデータを活用して神戸の街の回遊性を可視化し、西日本旅客鉄道(JR西日本)は人の流れを把握するビーコンインフラの構築を担います。ベスティはイベントと連動した回遊施策の企画・実行を行い、あいおいニッセイ同和損害保険は安全・安心な環境を整える役割を果たします。各社は連携しながら、地域の活性化を進めていきます。
神戸市の期待と市民の参加
神戸市は、この新しいエンターテインメント拠点の誕生が訪問者を増やし、地域の人々に新たな楽しみを提供することを期待しています。また、「Commons Tech KOBE」プロジェクトは、民間企業だけでなく、市民や教育機関,さらに観光客の参加も促すことが重要なポイントです。地域の日常的なにぎわいを生むことを目指し、様々な施策を展開していく予定です。
まとめ
「Commons Tech KOBE」は、神戸アリーナをラウンドテーブルとし、地域の企業と市が手を組み新たな社会を形成する動きです。このプロジェクトは、神戸の未来を変えるかもしれない、貴重な試みです。スマートシティという新たなモデルが神戸から公開される日が待ち遠しいですね。