モリウミアスファームの植樹企画
2024-03-27 11:00:03

津波からの再生を目指すモリウミアスファームの挑戦と植樹の取り組み

津波被害からの再生



東日本大震災によって甚大な被害を受けた宮城県石巻市雄勝町。この地で2023年から自然再生に取り組んでいる一般社団法人MORIUMIUS FARM(モリウミアスファーム)は、地域の再生と持続可能な農業の実現を目指しています。2024年4月6日、ここで記念すべきぶどう苗木の植樹イベントが開催されます。

植樹イベントの詳細



  • - 日程: 2024年4月6日(土)からスタートし、4月中は毎週末実施予定
  • - 出席者: 石巻市市長齋藤 正美様(6日のみ参加予定)
  • - 時間:
- 土曜日: 13:00~15:00(6日のみ12:30から)
- 日曜日: 10:00~12:00
  • - 場所: モリウミアスファーム(宮城県石巻市雄勝町雄勝寺4-3)
  • - 内容: 品種7種類のぶどう苗木1300本を植樹
  • - 一般参加者: 農園主が必要で、各日程に約20〜30名が参加予定です。

モリウミアスファームの歴史と理念



モリウミアスファームの活動は、津波によって失われた町で小さな花を植物する住民の思いから始まりました。その活動は広がりを見せ、いつしか「津波被害の土地を緑で覆い、多くの人が集う場所に」という壮大なビジョンを持つプロジェクトへと成長。2023年春から始まった土づくりは、地域の約600人と共に無機質な土を耕し、持続可能な農業の基盤を築く作業です。

新たな挑戦



2024年3月には土壌環境の整備が完了し、植樹の段階に到達しました。この取り組みはまだ全体の20%に過ぎませんが、農園主との協働によって新しいフェーズへ進む大きな一歩となります。モリウミアスファームでは、有機物に豊かな土壌を目指し、リジェネラティブ農業を通じて生物多様性の復活と将来の町づくりに寄与しています。

持続可能な未来のビジョン



モリウミアスファームの活動背後には「こどもたちと町の未来にサステナブルな選択肢を届けたい」という強い思いがあります。この取り組みは、こどもたちの学びの場となり、地域に持続可能な循環を生むことを目指しています。将来的には、ワインやジュースを製造する醸造所、食品加工施設、レストランなど多彩な「食」にまつわる施設の整備に取り組む予定です。

さらに、これらの生物多様性の生体機能回復のモデルが、全国の過疎地域を含む問題を抱えた地域への活用されることを期待しています。

モリウミアスファームの概要



一般社団法人MORIUMIUS FARMは、雄勝町とこどもたちの未来のために2023年に設立されました。地域の元中心部を花と緑で再生させる活動を通じて、多くの関係人口を育んでいます。リジェネラティブ農業を用いた生物多様性回復、食糧とエネルギー自給自足の実現を目指し、積極的に地域社会モデルの構築に取り組んでいます。

2023年5月のクラウドファンディングでは、目標を大きく超える465万円の支援を受け、12月には175名の農園主から875万円の支援が集まりました。この活動がより多くの人々に理解され、地域の再生に向けての強力な支えとなることを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人MORIUMIUS FARM
住所
宮城県石巻市雄勝町明神沼尻13-5
電話番号

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