Spiralが新たに設立した投資ファンド
企業の成長を後押しするために、Spiralが新たな2本のファンドを立ち上げることを発表しました。これらのファンドは、テクノロジーと物流の分野でのスタートアップへの投資を強化し、産業の変革を促進することを目指します。
Spiral Capital Japan Fund 2号の概要
最初のファンド、Spiral Capital Japan Fund 2号は、既存のSC Japan Fund 1号の後継となるもので、インターネットおよびテクノロジー分野全般を対象にしています。このファンドは特に、ネットとリアルの融合をテーマにしたX-Techに力を入れています。
投資対象と戦略
SC Japan Fund 2号が対象とするのは、以下の2つの領域です。
1.
業界変革型ビジネス: 既存の産業が直面する課題を解決し、付加価値を向上させることを目的としたビジネス。
2.
新産業創出型ビジネス: 先端技術や新しいビジネスモデルを通じて、業界全体に新しい産業を生み出そうとする取り組み。
このファンドは、アーリー及びミドルからレイター段階まで、幅広い投資ステージをカバーし、1回あたりの投資金額はアーリー及びミドルで1億円から5億円、レイターでは5億円から10億円を予定しています。
Logistics Innovation Fundの特色
もう一つのファンド、Logistics Innovation Fundは、物流領域のスタートアップへの投資を専念するために設立されました。このファンドは、Spiral Innovation Partners LLPが手掛けるSector-focused Venture Capital(SVC)の第一弾となります。
主なパートナー
Logistics Innovation Fundの主なパートナーは、岐阜県大垣市に本社を置くセイノーホールディング株式会社です。すでにこの会社からの出資が完了しており、今後は金融機関を中心に外部パートナーの募集も進めていく予定です。
投資テーマと金額
このファンドでは、以下の3つを主な投資テーマとしています。
1.
物流周辺領域における新たなプラットフォーム: 物流を根本から変えるような新技術の開発。
2.
既存物流業務のプロセス改善: 効率を高めるためのプロセス革新への投資。
3.
荷主層の拡大: 売上を増やすための新たな顧客層の開拓。
投資ステージはアーリーからミドル・レイターを対象とし、平均的な投資額はアーリーで約1.5億円、ミドル・レイターでは約2.5億円を計画しています。
新ファンドの募集状況
現在、SC Japan Fund 2号の規模は100億円以上、Logistics Innovation Fundは70億円以上を目指しており、両ファンド合わせて200億円以上の資金調達を目指します。これまでに80億円以上のLP出資が確保されており、今後も運用を開始しながら募集中です。2020年中にはファイナルクローズを予定しています。
まとめ
これからのファンドの運用により、革新的なスタートアップへの投資が推進され、各業界における変化が期待されます。投資機会を逃さず、未来のビジネスモデルを共に育てていくことが求められています。詳細はSpiral Capitalの公式ウェブサイトをご覧下さい。
お問い合わせ先
Website:
https://spiral-cap.com/
TEL: 03-6452-8615