京都・西本願寺で楽しむ国宝書院の精進料理体験

京都の西本願寺で味わう特別な精進料理

京都の歴史ある西本願寺。ここでは、毎年1月に特別な機会を提供しています。2026年1月10日から15日までの7日間、通常は非公開の国宝書院「鴻之間」で、精進料理『お斎』を体験することができます。この貴重な体験を通じて、仏教文化と京都の美食を同時に堪能するチャンスです。

お斎とは

仏教の教えに基づく食文化として、僧侶が正午までに食べる食事が『斎』と呼ばれています。この言葉には「つつしむ」という意味が含まれており、尊厳な生活を送る姿勢が現れています。今日では、法事や特別な日には『お斎』として食べられ、その形式や内容は様々です。京都では、特に精進料理の traditions を重んじており、これを体験することは一種の特権と言えるでしょう。

150年の歴史を誇る精進料理屋「矢尾治」

提供される精進料理は、150年以上続く老舗「矢尾治」が手掛けています。彼らの料理は、厳選された京野菜や季節の食材を使い、動物性の食材は一切使わず、一汁五菜を基本にしているのが特徴です。特に聖護院大根や湯葉の炊き合わせ、柴漬けなど、京都ならではの食材を使った料理が楽しめます。

配膳をする開明社の社員

料理の配膳は、開明社の社員によって行われます。この会社は、西本願寺第11代宗主・顕如上人の時代から続く伝統的な商業組織で、浄土真宗の教えを継承するために活動してきました。開明社の社員が携わることで、ただの食事以上の意味を持つ体験となります。

詳細情報

「お斎」の提供時間は、日中法要が終了した後、正午と13：00頃の2回。1月10日のみ12：30からの提供となります。全ての席は椅子席で用意され、参加者は快適に料理を楽しむことができます。お一人様の懇志は1万円以上で、事前予約が必須です。なお、例年たくさんのお申し込みがあるため、早めの予約をお勧めします。

開催概要

1. 期間：2026年1月10日(土)～15日(木)
2. 時間：正午、13：00頃（人数により前後の可能性あり）
3. 場所：鴻之間（国宝）
4. 懇志：お一人様1万円以上
5. 受付：2025年12月1日(月)から予約受付中（要予約）
6. 公式情報：お西さん（西本願寺）

この機会に、ぜひ西本願寺に足を運び、精進料理『お斎』を味わってみてはいかがでしょうか。心豊かな体験となることでしょう。