ウィンボンド新メモリ
2024-08-07 11:56:54

ウィンボンドが発表した低消費電力IoTデバイス向け新メモリ

ウィンボンド・エレクトロニクス株式会社は、2024年8月7日に、ウェアラブル及び低消費電力IoTデバイスに特化した新しいフラッシュメモリ、1Gビット 1.8V QspiNAND W25N01KWを発表しました。この製品は、バッテリー駆動機器からの要求に応えるために設計されており、待機電力が非常に低く、さらなるエネルギー効率の向上を目指しています。

特徴と利点


W25N01KWは、連続読み出しモードとシーケンシャル読み出しモードの両方において、最大52Mバイト/秒のデータ転送速度を誇ります。この特性により、高速ブートや即時起動が可能となり、特にバッテリー駆動のデバイスにおける動作時間を大幅に延長できるでしょう。また、このメモリは、消費電力を1μAまで低減できる高度なディープ・パワーダウン・モードを備えており、使用状況に応じて最適なエネルギー管理が可能です。

小型設計


このW25N01KWメモリは、WSON8パッケージでの提供がされており、サイズは8mm×6mmおよび6mm×5mmと非常にコンパクトです。これにより、限られたスペースでも高性能なデバイスの設計が実現します。さまざまなアプリケーションに対して、超高速なデータアクセスを提供し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが期待されています。

実用化の可能性


ウィンボンドは、「W25N01KWは、革新的な設計要素を統合してウェアラブル及び低電力IoTデバイスの状況を変革する」と述べています。これにより、メーカーは消費者に最新鋭のソリューションを提供することができ、小型化と高性能を両立するエネルギー効率の高いデバイスの開発を加速させることが可能になります。

さらに、W25N01KWは、ウェアラブル機器以外にも、IPカメラや監視システム、スマートドアホン、バッテリー駆動のWi-Fiカメラといったスマートカメラでも利用が見込まれています。これらのデバイスにおいて、W25N01KWを採用することで、より高品質で効率的な動作を実現できると考えられます。

ウィンボンド・エレクトロニクスの発展


ウィンボンド・エレクトロニクスは、半導体メモリソリューションを提供する世界的なリーディングサプライヤーです。ユーザーのニーズに基づいたメモリソリューションを設計、研究開発から製造、販売まで手掛けています。同社のポートフォリオには、スペシャリティDRAM、モバイルDRAM、コードストレージフラッシュメモリ、TrustME(R)セキュアフラッシュメモリなど、多彩な製品が含まれています。これらの製品は、通信、家電、車載、産業用、コンピュータ周辺機器市場でティア1メーカーに広く利用されています。

ウィンボンドは、台湾中部サイエンスパークを拠点に、米国、日本、イスラエル、中国、香港、ドイツに子会社を持ち、さらなる技術開発を進めています。高品質なメモリ製品を通じて、さまざまな産業の進化に寄与することを目指しています。

W25N01KWやウィンボンド製品の詳しい情報については、公式サイトをご確認ください。


画像1

会社情報

会社名
ウィンボンド・エレクトロニクス株式会社
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。