いわきサンシャインマラソン「完走サポートプロジェクト」
2025年2月23日、福島県いわき市で開催される「いわきサンシャインマラソン」では、一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクト主催の「完走サポートプロジェクト」が実施されます。このプロジェクトは、海洋ごみ対策をテーマにした日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」に基づいた取り組みの一環として位置づけられています。
イベントの概要
- - 日程: 2025年2月23日(日) 9:00〜15:00
- - 場所: 福島県いわき市
- - 参加メンバー: 完走サポートランナー及び運営スタッフ合わせて35人
- - 協賛: 味の素株式会社
- - 協力団体: いわきサンシャイン拾活クラブ、一般社団法人Spread From Fukushima、シャンオーレ郡山FC 等
- - ゲストランナー: 上田怜さん
いわきサンシャインマラソンは、美しい海に面したいわき市で行われ、選手たちは海風を感じながら走ることができます。また、高台からは壮大な海と市街の景観が見渡せ、参加者はその自然の美しさを存分に楽しむことができます。
クリーンな大会を目指して
本イベントでは、環境への配慮を重要視し、「完走サポートプロジェクト」が立ち上がりました。プロジェクトの中心があるのは、参加者が安心してレースに臨むことができる「完走サポート」です。ここでは、30名の完走サポートランナーが、所定のエイドステーションで味の素の「アミノショット」を配布し、ランナーへの健康をサポートします。
さらに、もう一つの重要な役割は、「ごみの海洋流出阻止」です。イベントではエイドステーションでの食べ物の提供や、参加者からの差し入れが多くあります。これらの際に生じるごみが海に流出する事態を避けるため、サポートランナーはごみのポイ捨てを防ぐための声掛けや、実際にごみを回収するという活動も行いながらレースに参加しています。
参加者からの声
完走サポートランナーたちからは、次のような感想が寄せられました。
- - 「普段は自分のためだけに走るのですが、今日は他のランナーや環境のために走ることができ、とても楽しかったです。」
- - 「初めてプロギングを経験しましたが、とても楽しかったし、また参加したいです。」
ゲストランナーの上田怜さんも、「今日はたくさんの仲間と一緒に走れて楽しいひと時を過ごすことができた。来年もまた参加したい」と意欲を示しています。
マラソンが地域にもたらす影響
このプロジェクトの成果はただのレースの完走をサポートするだけでなく、前回大会から完走率が1%向上したことにも現れています。2014年大会の完走率は89.4%、2025年大会は90.4%を記録しました。イベントには県内外から7,000人以上が集まり、地域を盛り上げる一助になっています。いわき市の海洋資源を守り子どもたちの未来へとつなげるため、このプロジェクトは今後も続いていくことでしょう。
ふくしま海と緑のプロジェクトの目標
このプロジェクトを運営する「ふくしま海と緑のプロジェクト」は、海洋ごみ問題に対する理解と解決を目指して活動しています。特に、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自らの問題として捉え、海をきれいに保つためのアクションを促進しています。
私たちの行動が海と地域社会を守る力になります。いわきサンシャインマラソンの完走サポートプロジェクトは皆で力を合わせて、持続可能な未来への一歩を踏み出しているのです。