市民が求めるG7の協調
2025-06-13 16:04:52

G7カナダ・カナナスキスサミットで市民が求める国際協調の促進

G7カナダ・カナナスキスサミットで市民が求める国際協調の促進



2023年6月15日からカナダ・カナナスキスで開催されるG7サミットを前に、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指す市民社会が強い声を上げています。特に、日本を含むG7各国において、SDGsの進捗を評価し、国際協調主義を復権するべきだと訴えているのです。

私たち市民社会ネットワークは、G7サミットが経済大国としての責任を果たす機会であることを強調しています。具体的には、気候変動や国際保健、人道支援、さらには債務再編などの喫緊の課題に取り組む必要があるとしています。これらの問題は、今後の世界の構造に深く影響を与えるため、早急に対応が求められています。

日本政府は、6月10日に「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」の会合を開催し、4年ぶりに進捗に関する「自発的国家レビュー(VNR)」を決定・発表しました。日本の取り組みを評価しつつ、SDGsの各目標についての達成状況や今後の方向性も示しています。特に「課題先進国」として、自国の知見を国際社会に示すことが期待されています。

VNRの作成に向けて、日本の市民社会代表が活動を行い、約130のNGOや団体が集結しました。彼らは市民の視点から具体的なデータを集め、SDGsに関連する「SDGsスポットライトレポート2025」を2025年2月末を目指して発出する予定です。この報告は、政府との意見交換やステークホルダー会合における議論において重要な参考資料となるでしょう。

また、G7サミットに向けて「Civil7(C7)」が設立され、市民の意見を政策提言へと反映させる取り組みも進められています。C7では「気候・エネルギー・環境」、「経済正義」、「人道行動と平和」、「持続可能な開発」の概念を根幹にした政策提言書の作成が行われ、4月にはカナダ政府に対して具体的な提案を行いました。特に前回の「C7サミット」では、日本の市民社会がカナダ政府高官に直接提言書を手渡すという重要な場面がありました。

私たち日本の市民社会組織は、平和で持続可能な世界を構築するためのリーダーシップをG7各国に求め、取り組みの強化を続けています。今後も市民の声を反映させ、より良い未来の構築に向けて活動を推進していく所存です。

国際協調が求められるこの時期、G7サミットはまさにその重要な場であり、私たち市民社会が果たす役割は大きいと言えるでしょう。私たちは引き続き、政府と連携しながらSDGsの理念を実現するために尽力し、持続可能な未来への道を築いていくことを目指します。


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会社情報

会社名
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク
住所
東京都千代田区飯田橋1-7-10 山京ビル本館604
電話番号
03-5357-1773

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