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Partners Fund 1号が新たに始動

「Full Commit Partners」から新たに誕生した「Partners Fund」が、スタートアップへの投資を本格化させました。このファンドは、起業家との密接なパートナーシップを基盤にしながら、三つの主要な投資アプローチを提供していくことを目指しています。

創業の理念と目指す方向性

この新ファンドは、起業家と深く結びつくこと、ステークホルダーとの信頼関係を築くこと、そして持続可能なVC組織としての理念を体現しています。特に、起業家との共創を重視し、伴走していく姿勢が顕著です。ファンドは、スタートアップが事業の成長の過程で直面する様々な課題に対して、実務支援を幅広く行い、PMF（プロダクト・マーケット・フィット）達成に向けた伴走型の投資を行う方針です。

投資アプローチの詳細

1. 共同創業型投資: まだ法人化されていない段階から起業家と接触し、アイデアを共に磨き上げ、共同創業者として事業を形にする取り組みです。

2. 伴走型投資: 起業家のビジョンに寄り添い、プロダクト開発や資金調達のサポートを行います。これは単なる資本提供にとどまらず、実務面での支援が中心です。

3. グロース支援型投資: 成長が期待される企業には、自社独自のリソースを活用して成長の加速をサポートする投資アプローチを採用します。これにより、実質的な事業展開に寄与し、革新的なソリューションを提供することを目指しています。

投資領域の拡大

Partners Fundでは、一次産業のデジタル化やサステナビリティを意識したコンシューマー向けビジネスに特化しつつ、幅広い領域での投資を計画しています。具体的には、国内市場に留まらず、インドやアフリカ、東南アジアといった成長著しい地域へのスタートアップへの投資にも力を入れています。これにより、グローバルな展開を支援し、投資先企業の成長に寄与します。

現在の投資先と今後の展望

2022年9月から現在にかけて、Partners Fundはすでに8社への投資を実施しています。たとえば、クラウドベースの消費者ビッグデータ分析SaaSのノウンズや、歯科業界向けのSaaSを提供するDeltanなどがその一例です。

また、リユース・リサイクル業界の自動化を図るSaaS「Smapra」や、人的資本の向上を目指す「Talent Amp」など、持続可能な社会作りを目指すプロジェクトにも参画しています。

主要な投資家の紹介

Partners Fundには、インキュベイトファンドやスタイレムなど、名だたる企業が投資家として参画しています。また、多くの経験豊富な個人投資家がその支援に名を連ねていることも、ファンドの信頼性を高めています。今後は、これらの投資家とのネットワークを活かし、スタートアップとの協業をさらに深めていく考えです。

まとめ

このようにPartners Fund 1号は、新たな投資理念のもと、起業家との真のパートナーシップを基盤に持続可能なプロジェクトを支援していく意欲を見せています。新しい価値を共創し、経済の活性化を推進する役割を果たすことで、企業と地域経済の発展に寄与することを目指しており、今後の動向から目が離せません。

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