秋の森林保全イベントが能勢町の寺院で開催
能勢町にある能勢妙見山では、秋の訪れと共に特別な森林保全イベントが開催されます。このイベントは、at FOREST株式会社が運営する循環葬「RETURN TO NATURE」の一環であり、お墓と森林を大切にする取り組みを表現しています。
森とお墓の新しい関係
「RETURN TO NATURE」は、自然環境に配慮したお墓という新しいコンセプトを提案します。この取り組みでは、参加者が自らの手で森林を育み、管理する機会を提供。福祉や環境保護に貢献しながら、参加者同士がつながる場を創出することを目指しています。
イベントの詳細
秋季第一弾となる「クリーントレイル」は、10月14日(月・祝)に開催されます。このイベントでは、参加者が妙見山を散策しながら、森を美しく保つためのクリーンアップ活動に参加します。自然を大切にし、地域社会に貢献することができる貴重な機会です。
その後も、様々なイベントが用意されています。10月20日(日)には、枝葉を堆肥化する「バイオネストワークショップ」、11月17日(日)には「秋のブナ林TRAIL」が行われます。最終的には、11月23日(土・祝)に「大阪ラスキン・モリスセンター」の共同企画ツアーも予定されています。
循環葬の背後にある想い
「RETURN TO NATURE」は、死亡者数が出生数を超える現代において、後継者不足という社会問題に対処しようとしています。お墓の管理や運営を森全体に広げることで、持続可能な形で墓地問題を解決し、緑豊かな環境を維持する活動に貢献しています。
能勢妙見山の副住職、植田観肇さんはこのイベントの意義を語ります。「聖地であるこの場所には、先人たちが守り抜いてきた美しい自然が息づいています。参加者が自然に親しむと同時に、この貴重な環境を次世代に引き継ぐ手助けをできればと思っています。」と彼は述べました。
森と人を結ぶ橋に
「RETURN TO NATURE」が提唱する新しい葬送の形は、単なる埋葬を超え、人々の心を森林とつなげる役割を果たします。土壌学の専門家の監修のもと、自然に還るというコンセプトは、死という避けられない事象を、より良い未来へとつなげていくものです。
実際、参加者は自分の手で想い出の場所を育むことができ、ご家族や友人たちと共に何度も足を運ぶ場所となるでしょう。参加者からは、このイベントを通じて自然を保全する重要性を学び、心温まるコミュニティが築かれているとの声が寄せられています。
おわりに
at FOREST株式会社は、自然と共生できる選択肢を提案し続けています。今後も地域の森と人々との結びつきを深めながら、新しいライフスタイルの構築を目指して活動を展開していくことでしょう。秋の深まりと共に、皆さまも堅い意思をもって森林保全活動に参加してみてはいかがでしょうか?
公式サイトはこちら:
RETURN TO NATURE