新たな出発点、「保護猫カフェもどき」の開設
2020年11月1日、岩手県滝沢市に「保護猫カフェもどき」がオープンしました。運営を担うのは、一般財団法人ペットの里。東京ドーム9個分という広大な敷地を持つこの非営利団体は、2014年から犬猫の保護活動を行い、これまでに数多くの命を救ってきました。
殺処分ゼロを目指して
ペットの里は、犬猫の殺処分をゼロにするという壮大な目標を掲げています。殺処分ゼロを実現するためには、多くの人々の協力が不可欠です。そのため、今回オープンした「保護猫カフェもどき」は、地域の猫たちを対象にした取り組みです。このカフェを通じて、岩手県内で年間約300匹の猫の殺処分をゼロにする手助けを行い、全国にその活動を広げることを目指しています。
全国的な問題への挑戦
毎年日本全体で約3万匹の猫が殺処分されている現実を受け、ペットの里はその解決に向けた新しいアプローチを模索しています。特に注目したいのは、全国のシニア層です。3400万人のシニアの中で、ペットを飼いたいと思いつつも、年齢や体力の不安から踏み出せない方々が多いのです。もしもこの中で1000人に1人の方が猫を飼ってくだされば、殺処分ゼロは現実のものとなると信じています。
フォロー体制の整備
ペットの里では、不安を持つシニアの方々に配慮したフォロー体制を整えています。通常、保護施設からの譲渡はシニアの方には行わないことが多いですが、特別な条件のもとで譲渡を開始することとなりました。これにより、安心して猫を飼うことができる環境を提供し、健康寿命の延伸にも寄与したいと考えています。
猫との出会いの場
「保護猫カフェもどき」では、約50匹の可愛らしい猫たちが皆さんとの出会いを楽しみに待っています。カフェは無料で利用でき、お飲み物はセルフサービスで提供。入場時には、ご意見やお気持ちを募金箱に入れていただくと、より多くの猫たちの救済に繋がります。
施設情報
- - 住所: 岩手県滝沢市鵜飼臨安102番地、一般財団法人ペットの里内
- - 営業時間: 11時から16時まで
このカフェは、猫との触れ合いを通じて、地域社会において保護猫の存在を広め、シニアの方々の生活に新たな彩りを添える場所にてなることでしょう。是非、遊びに来てください!