ダイキン、イノベーター選出
2025-03-13 16:35:15

ダイキン工業、2025年のグローバル・イノベーターに輝く

ダイキン工業、グローバル・イノベーターに選定



ダイキン工業株式会社が、クラリベイト社の「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2025」に選ばれました。この栄誉は、同社が革新的な技術と特許に関する取り組みで10回目の受賞を果たしたことを示しています。

Clarivate Top 100グローバル・イノベーターとは


「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター」は、特許データを基に世界の革新的企業や機関を評価するもので、今年で14回目を迎えます。このランキングでは、特に特許出願数や登録数、影響力、成功率、希少性、地理的投資などを考慮して総合的にスコア付けが行われます。その結果、業界内で優れたイノベーションを実現する企業100社が選出されるのです。

ダイキンの取り組み


ダイキンは、空調分野でグローバルに展開しており、業界全体の温室効果ガス削減にも寄与する姿勢を持っています。具体的には、低温暖化冷媒であるHFC-32を使用した空調機の特許を、新興国に向けて2011年から無償で開放し、2015年にはその範囲を全世界に広げました。さらに、2019年からは特許の対象を増やし、権利不行使を宣言することで、環境に優しい冷媒への転換を提唱しています。これにより、ダイキンは技術革新を進める一方で社会貢献にも積極的に取り組んでいます。

知財の重要性


ダイキンでは、技術開発を行う際に、技術部門と知財部門が密に連携し、事業を守るためのポートフォリオを構築しています。このような取り組みが、外部からの高評価につながっていると考えています。特に、知財権の取得や他社の知財の侵害回避に加え、産産や産学との連携による新しい知財の創出も推進しています。

戦略経営計画「FUSION25」


ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」において、「カーボンニュートラルへの挑戦」や「顧客とつながるソリューション事業の推進」、そして「空気価値の創造」といった成長戦略テーマに取り組んでいます。これに伴い、グローバルな研究開発の強化に挑戦しています。今後も、特許の無償開放や仲間づくりへの注力を通じて、自社の事業に寄与する知財活動を促進していく方針です。

ダイキン工業の革新への挑戦は、環境問題への配慮と市場のニーズに応える、新しい技術を推進する上でますます重要になっています。今後もその活躍から目が離せません。

会社情報

会社名
ダイキン工業株式会社
住所
電話番号

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