最近、環境省が進める新しい国民運動「デコ活」に関する補助事業に、株式会社ブログウォッチャーが参画する「Location-GXプロジェクト」が採択されたというニュースが報じられました。このプロジェクトは、位置情報データを活用し、脱炭素につながる国民の行動変容を促進することを目的としています。
ブログウォッチャーは、東京・中央区に本社を持つ企業で、位置情報データを用いた広告や分析サービスを手がけています。同社代表取締役社長の新村生氏は、位置情報を活用した人々の行動可視化に注力してきた背景を紹介しました。ブログウォッチャーはデコ活推進事業の一環として、移動に関するナッジ施策を進め、環境に配慮した移動手段の選択を促すキャンペーンを支援します。
このプロジェクトは、一般社団法人LBMA Japanが主導しており、ブログウォッチャーを含む86社の企業が連携しているのが特徴です。LBMA Japanは、位置情報を活用したマーケティングやサービス施策を推進するための団体であり、この取り組みを通じて国民に対する環境への配慮を促すことが期待されています。
特に2024年5月には「Location-GXガイドライン」が発行され、移動によるCO2排出量と脱炭素施策の測定基準が統一される予定です。このガイドラインに基づき、LBMA Japanはブログウォッチャーなどの加盟企業とともに、国民向けのナッジ施策を進め、行動変革を後押しします。
また、今後はCO2排出量の可視化を目指す共通ダッシュボードの構築に加え、共通APIの開発も進められる予定です。これにより、加盟企業が国民に対して、環境に優しい移動を促すサービスを持続的に提供できるようサポートしていきます。
ブログウォッチャーが持つ人流ビッグデータや分析技術は、移動に伴うCO2排出量を算出し、施策の結果を振り返るための重要な役割を果たします。新村氏は、移動手段ごとの人流識別技術はCO2排出量の計測と脱炭素化に貢献できるとし、企業や個人の環境活動を可視化し、評価される仕組みを構築することへの期待を語りました。
このように、ブログウォッチャーは意欲的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進め、国民の行動を変えるための施策を展開していきます。今後の進捗については2024年度末に向けて随時発表される予定です。私たち一人ひとりの小さな努力が、脱炭素社会の実現につながることを期待したいですね。環境に優しい選択が当たり前となる未来に向けた第一歩が、ここから始まります。