第17回JETCUPイタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール
2025年10月1日、大阪の関西万博イタリアパビリオン内特設会場で、イタリアワインのベストソムリエを決める第17回JETCUPが開催されました。この大会は、イタリアワインに関する専門知識とサービス技術を競うもので、2007年から続く伝統的なコンクールです。
今年の注目は神楽坂アッカ(東京)の福元幸佑氏。熾烈な競争を勝ち抜き、見事に優勝の栄冠を手にしました。
競技の概要
JETCUPは在日イタリア共和国大使館に認可された唯一のワインコンクールであり、イタリアワインのソムリエの登竜門として知られています。今年の大会は、大阪文化の発信地でもある万博での開催が決定し、全国から62名が参加。この中から選ばれたのは、12名の一次予選を経て選ばれた3名です。
決勝大会では、競技者たちが持てる全ての技術と知識を駆使し、優勝を目指しました。過去の実績を見ても、この大会はただの競技ではなく、参加者の情熱と文化への理解を深める場となっています。
福元幸佑氏の勝利
福元氏(神楽坂アッカ)は、審査の結果、優れた技術とサービスにより、見事第一位に輝きました。表彰式では、イタリア共和国駐日大使館から「イタリアワイン大使」の称号が授与されるなど、彼の業績が称えられました。彼は勝利の感想として、イタリアの文化についての理解を深めたいという思いを語りました。
大会の目的と影響
本大会は、イタリアワインに関するソムリエの育成とともに、日本市場におけるイタリアワインの振興を目的としています。特に、イタリアの豊かな食文化を日本に広めることにコミットしており、今後もこの方向性が強化されるでしょう。
大会の試験の流れ
1次試験
- - 筆記試験:イタリアワインの知識を測る内容
- - ブラインド・テイスティング試験:ワインの産地や銘柄を当てる試験
2次試験
- - サービス実技試験:接客スキルとワインサービスに関する技術
- - 再度ブラインド・テイスティング異常:さらに詳細なテイスティングを実施
準決勝
- - 筆記試験:高度なイタリアワインの知識を問う
- - 口頭試問:職業観などに関する質疑
決勝
- - 最終ブラインド・テイスティング試験
- - サービス実技試験:デカンタージュの技術や、イタリア料理とのペアリングの知識を審査
今後の展望
UDCUPの成功を受け、福元氏が更なるイタリアワインの魅力発信に尽力することが期待されています。文化大使としての役割を通して、日本とイタリアの架け橋となる活動が広がっていくことでしょう。彼は次世代へのサポートの意義も語っており、未来のソムリエ育成にも大きな影響を与えそうです。
日欧商事について
日欧商事は1981年に設立され、イタリアワインの輸入を専門に取り扱っています。約40年にわたり、イタリアの魅力を日本に伝え続けている同社は、日々日本とイタリアの文化交流の架け橋となることを使命としています。公式ウェブサイトもぜひ訪れてみてください。