ピアノ・プロジェクト
2025-04-08 19:03:22

角野隼斗によるアップライトピアノ・プロジェクト、第Ⅱ期が全国で進行中

角野隼斗「アップライトピアノ・プロジェクト」第Ⅱ期募集開始



ピアニストの角野隼斗さんが監修する「アップライトピアノ・プロジェクト Piano for Myself」が、2023年7月から全国17か所で実施され、2025年4月7日に記者発表会が行われました。このイベントでは第Ⅰ期の成果が報告され、第Ⅱ期となる2025年6月から2026年3月にかけての企画公募が開始されることが発表されました。

特別仕様のアップライトピアノを全国に届ける


今回のプロジェクトでは、角野さんがツアーで使用した特別仕様のアップライトピアノを各地に設置し、自由に演奏できる場を提供しています。2023年7月にスタートし、福井や山梨、富山、広島など、多くの地域での音楽イベントを通じて、3,000人以上が演奏し、7,000人以上がその音楽に触れました。このプロジェクトの基盤には「誰でも自由に弾ける空間を作る」という角野さんの熱い思いがありました。彼の思いが地域のクリエイティブな主催者たちによって、新たなアイデアと価値へと変わり、音楽が人々を結びつけています。

自分のために奏でる音楽の価値


プロジェクトの副題「Piano for Myself」は、自分のために音楽を奏でることの重要性を示しています。角野さんが愛用するアップライトピアノは、独自のフェルトによる柔らかい音色が特徴で、演奏者と音の対話を生む設計となっています。このプロジェクトは、音楽を「聴かせる」だけでなく、「感じる」体験を子どもたち含め誰もが得られるものであり、幅広い世代に共感を呼び起こしています。

地域の特性を活かした多彩な開催


全国各地で行われたイベントでは主催者が地域の特色を生かした企画が展開され、様々なスタイルのイベントが実施されました。ジャズフェスティバルやクリスマスイベント、小学生向けのワークショップ、寺院での瞑想演奏体験、さらには仏像展で即興演奏など、音楽の新たな可能性が探られました。主催者たちは、「普段触れることの少ないピアノに人が集まり、世代を超えて新たなつながりが生まれた」ことや、「自由に弾ける空間が地域に温かな余白を生んだ」と語っています。

教育への影響と次世代への繋がり


東京都内の高校でもプロジェクトが実施され、生徒たちは自主的に音楽祭を企画。参加者である谷﨑優樹さんは、「ピアノを通じて他の生徒との交流が生まれ、音楽の楽しさを再発見できた」と振り返ります。また、このプロジェクトは「子どもたちに音楽をつなぐ」という理念のもと、ピアノの仕組みを体験できる機会を提供し、音楽との出会いを促進しています。角野さんは、「自分が音楽と出会えたのは、周囲の大人がその機会を作ってくれたから。今度は自分が次の世代に伝えたい」と語っており、音楽教育への影響も注目されます。

第Ⅱ期の募集要項について


第Ⅱ期では全国から主催者を募集し、2025年6月から2026年3月までの企画を対象としています。応募期間は2025年5月1日から5月25日まで。原則無料でのイベントで、ピアノが設置でき、演奏許可がある場所での開催が条件です。特に子どもや学生に音楽を広げる活動への重点が求められています。最優先される視点で選考が行われる予定です。

このプロジェクトの詳細は、公式ウェブサイトを通じて確認できます。


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会社情報

会社名
一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会
住所
東京都豊島区巣鴨1-15-1宮田ビル 3F
電話番号
03-3944-1583

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