ネットいじめの再浮上
2024-09-10 17:43:08

情報モラル講座人気テーマ「ネットいじめ」が再び1位に浮上

ネットいじめが再浮上した背景について



株式会社ラックが実施した調査によると、2023年度の情報モラル講座において「ネットいじめ・ハラスメント」が再び1位に選ばれました。このランキングは、ラックが運営するICT利用環境啓発支援室が行われたもので、37種類の講座テーマの中から選ばれる形式です。

新型コロナウイルスの影響によって、2020年度以降は「ネットいじめ・ハラスメント」は順位を落としました。感染症拡大によって、児童や生徒の対面交流が減り、ネットでのいじめに関する意識が薄まったと考えられます。しかし2023年度には、社会状況が改善し、リアルな交流が戻ってきたことから、ネットいじめの問題が再び顕在化したのです。

2024年度も引き続き講座リクエストを受け付けており、6月時点では「ネットいじめ・ハラスメント」が圧倒的な1位であることが示されています。その一方で、「誹謗中傷」や「不適切投稿」、「デマ・フェイクニュース」などのテーマも増加傾向にあります。これは、子どもたちがネット上での攻撃行動や不適切な行為に対してより強い警戒感を抱いていることが伺えます。

この調査からは、子どもたちの生活環境がネットを通じて変わってきたことが読み取れます。ネット社会で育つ世代が直面するトラブルは、時代の流れや社会の情勢を反映しており、常に変化しています。教育機関や保護者に求められることは、彼らが安全かつ効果的にネットを活用できるよう、基礎的な知識やスキルを提供することです。

ラックでは、情報モラルやネットリテラシー教育の研究に引き続き注力し、次世代が安全にデジタル社会を活用できるようサポートしていく姿勢を明言しています。また、最近では講座の内容を時代に即して見直すなど、柔軟な対応を心がけています。

これからのデジタル社会において、インターネットの正しい使用を促進し、トラブルを未然に防ぐ教育はますます重要になっています。学校や家庭での意識改革が求められる中、川向こうに広がるネットの世界で子どもたちがより良い環境で成長できるよう、取り組みが続くことが期待されます。

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ラックは、サイバーセキュリティやシステムインテグレーションの分野で豊富な経験を持ち、様々な社会課題解決に貢献しています。情報セキュリティサービスの先駆者として、最新技術を駆使した対応を行っており、未来のデジタル社会を支える取り組みを行っています。


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