AIでチーム力向上
2024-12-03 14:23:18

マーサージャパンと羅針盤がAIを活用した新たなチームワーク向上を目指す実証実験

マーサージャパンと羅針盤、AIを活用した新たなチームワーク向上に挑戦



マーサージャパン株式会社(以下「マーサー」)と株式会社羅針盤(以下「羅針盤」)は、独自のAIとパーソナリティデータを活用した実証実験を行い、コンサルタントのコミュニケーションスキル向上およびチームワークの強化を目指しています。この取り組みには、慶應義塾大学の佐藤和教授がアドバイザーとして関与しており、専門的な知見が注入されています。

実行の背景


現代ビジネスにおいて、人材の多様性が求められる中で、効果的なコミュニケーションスキルがファシリテーターに求められています。異なる意見を持つメンバーが集まる会議では、全員が意見を共有し、より良い結論を導くために円滑なコミュニケーションが不可欠です。マーサーは、このニーズに応えるために、独自のAIプロファイリング技術を駆使してパーソナリティデータを分析し、チーム内の関係性を可視化しようと試みています。

実証実験の手順


実証実験は以下のステップで進められました。まず、マーサーは社員の適性検査の結果をもとにパーソナリティデータを収集し、そのデータをAIによりプロファイリングしていきます。これにより、各社員を複数のパーソナリティタイプに分類しました。次に、チームミーティングの様子を録画し、そのデータを分析。参加者の表情や発言量から、それぞれのパーソナリティタイプに特有のコミュニケーションスタイルや特徴を抽出しました。

続いて、ワークショップを実施しました。このワークショップでは、パーソナリティマッチング技術を駆使して、参加者同士のコミュニケーションスキルを高め、その結果をどのように活用するかを探りました。参加者からは「お互いの理解が深まった」といったポジティブなフィードバックが多く寄せられ、具体的な成果を感じることができました。

AIによるパーソナリティデータの活用


マーサーのシニアプリンシパルでありピープルサイエンスチームリーダーの諸橋峰雄は、今後このパーソナリティデータソリューションを他社のタレントマネジメントにも展開し、働く環境の改善や意識の向上に貢献したいと意欲を示しています。

羅針盤の佐々木文人代表取締役も、パーソナリティデータを利用したことでメンバー各自の特徴をより良く理解できたとし、チームパフォーマンス向上のための施策を模索していることを明かしています。

今後の展望


実証実験を通じて得た知見は、今後パーソナリティデータを用いたチーム組成や育成、採用プロセスに活かしていく予定です。また、コミュニケーションスキルの改善だけでなく、それに伴う意識変容から行動変容を促し、より良いチームワークの実現を目指しています。

この取り組みは、今後のビジネス環境においても、他社にも広まり、チームワークやコミュニケーションの改善に寄与することでしょう。マーサーと羅針盤の先進的な実証実験からは、これからの働き方のコンセプトが垣間見えます。

まとめ


マーサージャパンと羅針盤によるこの実証実験は、AI技術を駆使した新たな人材育成法の可能性を示唆しています。今後、チーム内の理解をさらに深め、業務を効率化する手法が数多くの企業に適用されることを期待されています。


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会社情報

会社名
マーサージャパン株式会社
住所
東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウン・タワー
電話番号

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