ITD Labの増資 資金調達
2018-06-15 10:00:52

ITD Labが第三者割当増資で研究開発体制を強化し自動運転の未来を切り開く

ITD Labが新たな資金調達を実施の背景



ITD Lab株式会社は、今般、第三者割当増資を通じて資金調達を行いました。この資金は、急速に成長する自動車やドローン、建設機器、ロボット技術の分野において必要とされる高性能なステレオカメラの研究開発を加速させるために投じられる予定です。特に、自動運転や衝突防止技術の進展が求められる中、ITD Labにはさらなる研究開発が不可欠とされてきました。

資金の使途と期待される成果



今回の増資で得た資金は、主に優秀な人材の確保や研究環境の整備、さらには外部開発企業との大規模な共同開発の推進に使用されます。これらの取り組みにより、ITD Labは競争の激しい市場での優位性をさらに高めることを目指しています。

日系企業の支援とITD Labの成長



ITD Labの成長を支えているのは、ニッセイ・キャピタルや三井住友海上キャピタルといった投資会社の支援です。彼らはITD Labのステレオカメラ技術が持つ将来性に注目し、昨年から継続的に資金を供給しています。また、産業機器用メモリーモジュールの専門企業であるミナトホールディングスとも広範な業務提携を築いており、共同での製品開発や販売促進も進んでいます。これによって、ITD Labの製品が市場での存在感を高めることが期待されています。

競争力のあるステレオカメラ技術



ITD Labの特許技術であるステレオカメラは、2つのイメージセンサーを用いて物体までの距離を正確に計測するシステムです。このカメラは、従来のSGM方式に代わって、SAD方式を採用しており、結果的に高性能な処理が可能で、コストや消費電力を削減しています。また、自動調整機能により、環境条件に応じた最適化が図れるため、変動要因による精度の低下を防ぎます。

自動運転技術への貢献



自動運転のレベル4、レベル5においては、運転者の代わりにシステムが衝突回避の責任を負うため、高精度の認識技術が求められます。ITD Labのステレオカメラは毎秒60〜160フレームの速度で物体の位置や距離を認識可能で、これをディープラーニング技術と組み合わせることで、高度な自動運転システムの実現が期待されています。

まとめ



ITD Labの新しい資金調達により、自動運転や衝突防止技術のさらなる進化が期待されます。業界内の競争が激化する中で、ITD Labがどのような成果を挙げ、業界をリードしていくのか注目です。今後も更新される情報に注目し、ITD Labの技術革新に期待を寄せていきましょう。

会社情報

会社名
ITD Lab株式会社
住所
神奈川県横浜市緑区長津田町4259-3東工大横浜ベンチャープラザ W-201
電話番号
045-532-5281

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。