地域の未来を支える新しい取り組み、こども食堂
大阪市浪速区にある医療法人時和会では、2025年11月16日、地域住民を対象にした“こども食堂”を開催しました。このイベントには約30名の地元の方々が参加し、食育と口腔の健康を融合させた独自のプログラムが展開されました。
食育と口育の新しい融合
今回の取り組みは、食に関する知識を深め、歯の健康を促進することを目的としています。会場では、歯科管理栄養士が考案した栄養バランスの取れたオリジナルメニューが提供されました。特に、子どもたちに必要な「噛む力」を育てることに焦点を当て、体験を通じた学びを重視しています。
メニューは、噛みやすい「ごろごろ野菜の炊き込みご飯」や、「鶏肉とさつまいもの甘辛煮」、「レンコンサラダ」といった、楽しみながらも栄養をしっかり摂れる内容です。参加した保護者からは、「普段の食事に取り入れられるヒントが多かった」との嬉しい声が寄せられました。
「歯みがき紙芝居」による学び
また、歯科衛生士が実施した「歯みがき紙芝居」は、子どもたちにとって楽しみながら歯の大切さや正しい磨き方を学ぶ良い機会となりました。紙芝居を通じて、「正しい歯みがきのタイミング」や、子どもが嫌がらないような磨き方をわかりやすく伝え、参加者は夢中になってその内容を吸収していました。実際に歯ブラシを使って磨く練習も行い、楽しい学びの場が作られました。
保育園との連携
時和会は歯科医院だけでなく、保育園も運営しています。企業主導型保育園と認可保育園を含むこの法人は、地域に根付いた医療と教育のモデルケースともいえる存在です。ここでも、歯科との連携を活かし、看護師が常駐するなど、食育や口腔ケアに力を入れています。
未来へ向けて
時和会では、今後もこの取り組みを継続し、さらなる地域貢献を目指します。整えた食育プログラムや小児向けの予防プログラムを通じて、子どもたちが健康に育ち、大人になった時にもその豊かな食生活が続くよう努めていきます。
「しっかり食べて、よく育つ」ことは、将来の健康に直結します。時和会は、歯科・保育・栄養の統合的アプローチを通じて、地域の子どもたちの未来のために邁進していく考えです。社会貢献と医療の両立を実現し、地域のニーズに応える存在であり続けるというビジョンを持って活動しています。
詳しくは、
クレモト歯科 なんば診療所の公式サイトをご覧ください。