アルファ・ラバルの新拠点
2025-01-17 09:33:43

アルファ・ラバル、デンマークに新食品イノベーションセンターを設立

アルファ・ラバルが開設した新しい食品イノベーションセンター



デンマーク・コペンハーゲンに位置するアルファ・ラバルは、持続可能性を追求する食品生産をサポートするために新たな食品イノベーションセンターを設立しました。この施設は、食品および飲料業界の顧客が新たな製品や効率的なソリューションを開発するための重要な拠点となることを目指しています。

現代の食品システムの課題とビジョン



現代のグローバル食品システムは、温室効果ガスの排出、エネルギー及び水資源の過剰消費、さらには生物多様性の喪失といった深刻な課題に直面しています。これに対抗するため、アルファ・ラバルの食品システム部門長であるラース・ディスマー氏は、同社が持つ革新的な技術と専門知識を活用することで、食品メーカーがサプライチェーン全体で責任を果たすことができると語ります。特に人口増加が進む中、持続可能に食を供給し続けることが求められています。

新しい食品イノベーションセンターの概要



新設されるセンターは、2027年の完成を予定し、約1,200平方メートルの広さを持つ施設です。デンマークや南スウェーデンの豊かな学術環境の中に位置し、企業や学術機関と深い連携を形成するための基盤を築くことを期待されています。これにより、既存の試験施設との相乗効果も図られるでしょう。

コンセプトと重点分野



このセンターでは、食品生産の効率化と持続可能性向上の2つを主要な焦点として設定しています。具体的には、次の2つの領域に注力します:

1. 従来型食品および飲料: エネルギーと水、原材料消費を削減しながら、高収率を維持し、廃棄物からの資源回収や再利用技術の開発を進めます。

2. 次世代食品: 植物ベースや発酵ベースの食品向けに新たなプロセスを構築し、環境への影響を大幅に軽減します。

次世代食品部門の副社長であるヨハン・アグレル氏は、この施設が食品供給のさまざまな課題に対処するための世界クラスの開発拠点となることを強調しています。

注力分野とその意義



初期の注力分野として、たんぱく質の加工がエコシステムの中での大きなテーマとなっています。持続可能な食品供給の実現には、植物や発酵に基づく新技術によって、高品質な食品を効率的に生産することが不可欠です。

また、肉や魚の加工プロセスを最適化し、環境的な負荷を最小限に留めるための工夫も求められています。

詳細情報と企業の背景



詳細については、こちらのリンクを参照してください。アルファ・ラバルは、熱交換や分離機、流体処理の分野で世界的に知られる企業であり、持続可能な未来の実現に向けて働き続けています。2023年には636億スウェーデンクローナの売上を記録し、100か国以上で事業を展開しています。

会社情報

会社名
アルファ・ラバル株式会社
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。