リメイク傘の新展開
2024-10-18 11:14:29

西鉄とボタン社が手がける、環境配慮のリメイク傘プロジェクトの全貌

西鉄とボタン社の新たな取り組み



西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)と合同会社ボタンが共同で、忘れ物として捨てられてしまう傘をリメイクするプロジェクトを始めました。この取り組みは、環境への負荷を軽減しつつ、障がいのある方々の就労機会を生み出すことを目的としています。環境保全と社会的責任を果たすための一手と言えるでしょう。

環境省との連携



西鉄グループは2005年4月より「にしてつグループ環境方針」を掲げ、環境との調和を図りながら事業を行っています。循環型社会の実現や地球温暖化の抑制を目指し、さまざまな取り組みを進めています。ボタン社は障がい者の就労支援を行う事業者で、衣類のリフォームやクリーニングサービスを提供しています。この両社の連携により、これまで廃棄されていた傘が新たな商品として生まれ変わります。

忘れ物の傘とその活用



西鉄の電車内や駅で拾得され、保管期間を過ぎた傘については、法律に基づいて廃棄されていました。西鉄の統計によると、天神大牟田線及び貝塚線では年間約19,000本の傘が拾得されますが、その75%が廃棄されています。この傘を回収し、エコバッグなどにリメイクすることで、無駄を省くことができます。

プロジェクトは2024年の7月から開始され、最初の段階として約760本の傘がリメイク品に使用されました。これにより、合計102点の製品が産出されています。リメイク品はボタン社が運営する「ニュースタイルラボ」や、リメイクブランド「Nu」のオンラインショップで販売されます。

順調な進捗と販売予定



9月末現在で、拾得された傘の約3割が製品として再生されており、今後もさらに多くの傘がリメイクされる見込みです。販売価格はエコバッグ1,100円から、アームカバー550円、ティッシュケース330円など、手頃な価格で提供されます。

特に注目すべきは、2024年10月20日に行われる「にしてつ電車まつり」での販売です。来場者は製品を直接手に取ることができる貴重な機会となります。

環境保全と障がい者支援の意義



このプロジェクトを通じて、西鉄とボタン社は環境保全の重要性を再確認することになるでしょう。また、障がい者の就労支援としても大きな意義があり、地域社会への貢献につながると期待されています。地域の人々にとっても、手に入る商品がどのように作られたのかを知ることができれば、環境への意識が高まるでしょう。

持続可能な社会の構築に向けて、今後もこの取り組みが進化していくことが期待されます。私たちもこのような活動に注目し、積極的に支援していくことが求められています。


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会社情報

会社名
西日本鉄道株式会社
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3-5-7博多センタービル
電話番号
092-734-1217

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