分散型AIデータセンター事業を開始
デジタルダイナミック株式会社(以下、当社)は、生成AIの普及に伴い、次世代のインフラとして分散型AIデータセンター事業を開始しました。これはAIの社会実装を支えるもので、データセンターを特定地域から地方へと分散配置することで、全国の社会に低レイテンシでのデータ処理環境を整えることを目的としています。また、災害への対応力を強化し、電力の負荷を分散させることを目指しています。
背景と課題
生成AIの急速な普及により、リアルタイムでのデータ処理が重要な自動運転や医療分野では、高速なデータ処理が求められていますが、現在、国内のデータセンターの約80%は東京や大阪に集中しています。この集中により、応答速度や災害時のリスク、電力供給の問題が浮上しています。これらの課題に対処するため、政府はデータセンターの地方分散を推進し、当社はそれに応える形で事業をスタートさせました。
分散型AIデータセンター事業の概要
本事業は、地方に分散されたデータセンター網を構築することを内容とし、地域ごとにAIの社会実装を促進します。具体的には、人口の多い都市部に所在する大型データセンターと、地方に設置される小中型のデータセンターの連携を図ります。事業開始にあたって、当社は以下の計画を進めています。
- - 電力供給:当社が設置地域を選定する際、安定した電力供給が可能な地区を優先して進め、現在数箇所の適した用地を検討中です。
- - 事業規模:各データセンターは10MW以上の電力供給を基本とし、今後は最大で50MWまでの拡張も視野に入れています。
- - 投資:初期投資を100億円としさらに500億円から1,000億円の規模での投資を進める方針です。
産学官連携による取り組み
当社の流れは単なるインフラ構築に留まりません。自治体や大学と協力し社会課題を解決するための「AIエコシステム」を目指しています。その内容は以下の通りです。
- - AI人材の育成:大学におけるAI関連教育に講師を派遣し、インターンシッププログラムを通じて実践的な学びを提供します。
- - 地域課題の解決:地域の具体的な課題に対し、当社の計算資源を活用して解決を図ります。学生もこれに参加し、実際のプロジェクトを通じて地域に貢献します。
今後の目標
当社は、地域社会の発展を促進しながら、デジタルインフラの強化を進める所存です。産学官の連携を深め、日本全体でAIの社会実装を加速し、持続可能な未来を築くことを目指します。
デジタルダイナミック株式会社について
- - 代表者:代表取締役根来 実
- - 所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
- - 設立日:2024年4月18日
- - 事業内容:データセンター運営 및 コンサルティング、サーバー製造、販売支援など
- - URL:公式ウェブサイト
お問い合わせ
デジタルダイナミック株式会社広報担当
TEL:03-6257-2125 /E-mail:
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