『立命館がすごい』
2024-10-15 22:23:46

立命館大学の成功の秘密を解き明かす新書『立命館がすごい』の内容とは

立命館大学の成功の秘密を解き明かす新書『立命館がすごい』



2024年10月17日に株式会社PHP研究所から刊行される『立命館がすごい』は、著者の西山昭彦氏が立命館大学の成功要因に迫る画期的な書籍です。日本の名門大学の一つとして名を馳せる立命館大学は、キャリア官僚の輩出数で東大・京大に次ぎ第3位を誇ります。これは非常に注目すべき事実であり、同大学がなぜこれほどの実績を上げることができたのか、そのメカニズムを本書は徹底分析しています。

本書の概要と重要性



本書では、立命館大学が如何にして組織としての成功を収めているのか、具体的なデータに基づいて解説されます。特に、大学経営における戦略、組織体制、構成員の要素がどのように結びついているのかが焦点となります。西山氏は、経営のプロとしての経験を活用して、大学内外から集めた情報を基にこの成功の方程式を導き出しました。

近年の立命館大学は、スケールの大きさだけでなく質の向上においても評価されています。数々の数字がその証拠として挙げられ、特に国家公務員総合職試験における合格者数は、2024年春の試験で東大と京大に続く三番手を記録しました。また、QS世界ランキングでも私立大学の中で第3位に位置づけられています。

立命館大学の成功要因



1. 経営戦略:学生ファースト



立命館大学の経営理念には、「学生ファースト」という考え方があります。補助金や留学プログラム、就職支援といった充実した制度が整っているため、学生たちは高い成果を上げています。実際、卒業生の満足度も非常に高く、96.5%の学生が大学の教育に満足しているとのデータも示しています。

2. 組織体制:二者のトップ体制



理事長と総長の二人が主体となって大学を運営する「2トップ体制」が長年にわたり維持されています。この構造によって、教員と職員が経営において一体感を持ち、双方の能力を最大限に活かすことができています。

3. 構成員の協力:教職協働



「教職協働」という考え方は、教員と職員が互いに助け合い、学校全体の成長を促す仕組みです。これにより、学閥の存在が薄れ、ダイバーシティを促進。教員と職員が対等な立場で意見を交わすことで、より良い教育環境を実現しています。

西山氏は、これらのエレメントが組織の成功を支えるカギとして浮かび上がってくるとしています。本書には、大学関係者や企業の採用担当者にとっても示唆に富んだ内容が盛り込まれており、組織の改善策を考える上でも非常に参考になるでしょう。

著者について



西山昭彦氏は立命館大学の客員教授であり、過去には多くの大学や企業で経営に関するさまざまな実績を持っています。国内外での豊富な経験を背景に、教育機関の経営や人材育成に力を入れています。本書は、その深い知見を通じて立命館大学の未来を展望するものであり、教育界やビジネス界での重要な一歩になると期待されています。

この新書を手に取ることで、立命館大学または他の大学の成功の秘訣を探る手助けとなり、さらには個々の組織の運営や改善に役立つ考え方が得られることでしょう。立命館大学がこれからもさらなる躍進を遂げることを期待したいところです。


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